罪を犯したあとの反省の仕方と生き方

2022-08-25

罪を犯してしまったあと、どう生きるのかは、罪を犯した本人にとっては生きるか死ぬか以上に悩まされる問題です。

私も過去に罪を犯して、警察に捕まったことがあります。このまま生きていていいのだろうかと悩んだこともありました。

賛否両論あるかと思いますし、犯した罪にもよると思いますが、私の個人的な見解は「笑顔を絶やさずに生きていくこと」です。

この記事では「罪を犯したあとには笑顔を絶やさずに生きていくこと」の意味を解説したいと思います。

罪を犯したあとに反省はしすぎるべきではない

罪を犯したあと、警察の方もふくめてほとんどの人が「しっかりと反省してください」というのではないでしょうか。

でも、反省するって結局どういうことなのでしょう?

反省することによって今後の生活や人生はどう変わるのでしょうか?

「反省」という言葉の意味を広辞苑で調べてみると「自分の行いをかえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な評価を加えること」と書いてあります。

哲学の分野でも「反省」という言葉はいろいろと定義されているようなですけど、ざっと読んだだけでは、よくわかりませんでしたので、とりあえず今回は無視します。

私は、反省するということを広辞苑に記載されていた「批判的な評価を加えること」と認識して反省してきました。

しかし、反省していると「あれがダメだった」「これがダメだった」「私が罪を犯した理由はここにあった」と延々と考えてしまいます。

その結果、ひどい時には「生まれてこなければ、私が罪を犯すことはなかったのに」という極論にまで至ってしまいます。

結局のところ、反省した結果出てくるものは、人生には禁物といわれる「たら・れば」であって、そればかりではなく「この世界に生まれてこなければよかったのに。いっそ死んでしまおう・・・」と自分自身を奈落のそこに落としてしまうような結論になりかねません。

反省したはいいが、その後の生活や人生がかなりくらいものになってしまうのです。

罪を犯したあとの「反省」と一般的な「反省」は違う

野球やサッカーの試合に負けて反省することや、営業成績が悪くて反省することと、自分が犯した罪を反省することはちょっと違うような気がしています。

野球やサッカーの試合であれば「あの時はこうして負けてしまったから、次はこうしてみよう」という反省の仕方があるし、営業成績が悪いときも「こんな業界ばかりに営業をかけてきたから、次は違う業界に営業をかけてみよう」という次につながる反省の仕方があります。

結果として、失敗を成功につなげることができます。

しかし、罪を犯してしまった場合には、同じような反省の仕方はできないと思うのです。

なぜなら、罪は一生ついてくるものだし、人生はある意味やり直しがきかないからです。

罪は何をやっても、どんなに努力しても帳消しにはならないのです。

私が罪を犯してしまった時に私の上司は「しっかりと反省して、これからどうやって生きて行くのかを考えて、どうやったら迷惑をかけた方々、特に奥さんやご両親に1日でも早く安心してもらえるのかを考えてください」と言われました。

この方はかなりまっとうなことを言ってくれたと私は思っています。

なぜなら、この方は「反省しなさい」と言っているだけではなくて、反省したうえで、これからどうやって生きて行くのかを考えなさいと言って下さったからです。

つまり、罪を犯した後は「反省」するだけではダメで「これからどうするのか」を考えなければいけないのです。

そして、どちらかというと「これからどうするのか」が反省することよりも大切なのです。

それでは、自分の家族や周りの人たちを安心させる、幸せするためにはどうしたらよいのでしょうか?

罪を犯してしまったあとの生き方

罪を犯してしまったあと、あなたがするべきことは笑顔を絶やさず、日々の生活を楽しんで生きることだと私は考えています。

不謹慎に聞こえるかもしれませんが、これが多くの人たちが幸せになる方法だと思っています。

なぜなら、罪を犯した人は社会貢献をしなければいけないと考えるからです。

しかし、暗い顔をして社会貢献をしていても、社会は明るくなりません。

その人の周りにいる人からも笑顔が消えてしまい、周りの人たちを幸せにすることもできません。

周りの人たちを笑顔にして、幸せにするためには、自分自身が開き直って明るく、楽しく生きなければいけないのです。

問題は開き直っていいのかっていうことです。

罪を犯したのに、それをまるで棚に上げて忘れてしまったかのように開き直って笑顔で過ごしていいものなのでしょうか?

私の結論は「開き直っていい」というものです。

結局いくら開き直っても、いくら反省しても、私が犯した罪は一生消えないんです。

そして、反省も終わることはなくて、一生、反省し続けなければいけないのです。

罪を背負うこと、反省すること、開き直って笑顔になって、周りの人々を安心させて、幸せにすることは同時進行で一生行っていかなければならない営みなのです。

犯罪を犯したすべての人がそうであるとは思わないのですが、犯罪を犯した人々、おそらく、このような複雑な気持ちを常に抱いて生きていかなければいけないのです。

まとめ

罪を犯したあとにどう反省して、どう生きていくべきかについて私の個人的な意見を書いてきました。

まとめると以下のようになります。

  • 反省すると同時にこれからどう生きるかを考える。
  • どうしたら周りの人が安心して笑顔で暮らしていけるのかを考える。
  • 周りの人を笑顔にするために自分自身が笑顔を絶やさず楽しい人生を過ごすべき。