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村田エフェンディ滞土録

2017-06-25

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村田エフェンディ滞土録

2017-06-25



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 梨木香歩のエッセイのような、物語のような、ファンタジー小説のような『村田エフェンディ滞土録』を読んでみた。おそらく著者が実際に出会った人々をモデルにして、その時のやり取りや会話を、第一次世界大戦前夜の土耳古(トルコ)をステージにして、心の交流を描いているような気がした。

 著者が得意とする、人間の特徴やそれぞれの人々の暖かみの描写が、素晴らしい。最初は、第一次大戦前の土耳古の状況を思い浮かべることができず、なかなか集中できなかった。しかし、そのうち、情景というよりは人々の心の暖かみに触れるような感じで、私自身が途上国に滞在した際の人の暖かみを感じ、とてつもなく懐かしく思いに包まれてしまった。著者が描きだす人物像がとてつもなく魅力的で、ついつい物語(?)に引き込まれてしまうのである。

 最後には、ちょっとしたサポライズもあり、なかなか楽しめる。

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