元気をくれる書物たち

f植物園の巣穴

2018-01-12

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f植物園の巣穴

2018-01-12

 本屋に出かけて久しぶりに梨木香歩様のお目にかかったことのない作品を見つけたので即購入。まずは、文庫本裏表紙の紹介から。

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月下香の匂ひ漂ふ一夜。歯が痛む植物園の園丁は、誘われるように椋の木の巣穴に落ちた。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉、アイルランドの治水神と出会う。動植物と地理を豊かに描き、命の連なりをえがく会心の異界譚。
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すごい世界観が描かれており、正直なところ著者は頭が狂ったのか、麻薬でも使っているんじゃないかと思うくらい、不思議な世界に誘い込まれる。しかも、その世界は突然現れたり、突然消えたりと最後の最後まで、なかなか話の筋がつかめない。おそらくこれは主人公の夢の中なんだろうと思っても、それぞれのパートがなかなかつながらない。本当に誰かの夢の中を覗き込んでいるような、そんな物語である。そして、このちぐはぐなストーリーが最終的にどこに行くのだろうと物語が進むごとに不安になってくるが、最後の最後で腑に落ちるストーリーの終わり方に一気に引き寄せられる。というか、この物語調に言うとすごいスピードで現実に引き戻される。夢の中でちぐはぐな記憶がどんどん結びついていき、最後現実に戻る時に全てが繋がるという、本当に「夢」を見ているような小説であった。

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