元気をくれる書物たち

マルチ・ポテンシャライト

2018-09-17

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マルチ・ポテンシャライト

2018-09-17

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私、実は3年間続いた仕事がありません。
ただ、自分的には別にそれでいいかな、と思っています。
それで、そこそこ人並みに生きてこれているので。
そして、私の現職は(あくまでも自称で、少しでもお金をもらえているものを現職と自分で定義していますけど)、NPO職員、英会話講師、フリーwebライター、居酒屋店員です。
時々、あなた何者ですか?と聞かれるので、そこは笑顔で「詐欺師です!」と答えています(笑)。

そんな私でも、やっぱり困ることはあって、やっぱり周りから見ると足が地についていないように見えたりするのでしょうね。
よく言われるのは「何か、自分のやりたいことを見つけなさい」とか「何か、やりたいことはないの?」ということで、なかなか口に出しては答えられないのです。

私は、自分なりにやりたいことを全てやってやろうと思っているので、これが自分のやりたいことなんだけど、と心の中でつぶやいています。

時々「何か、もっと大きな夢はないの?」と聞かれることもあるので、そこは相当大きな夢を語ります。
例えば、ノーベル賞受賞だったり、ピューリッツァー賞受賞だったりです。

私の信念としては、「自分の知らない世界をできるだけたくさん見てやろう、体験してやろう」というものなので、それなりに自信を持って生きているのですが、やっぱり悩みは時間がなく、なかなか自分が成し遂げたいと思っていることが成し遂げられない、ということです。

と、そんな時にとあるメールマガジンで紹介されていたのが、この本でした。





まず、私のような生き方が完全に肯定されていて、「そうだよね、そうだよね」と同意できるところがたくさんあり、ほっとしました。

マルチ・ポテンシャライトが「さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人」と定義されていて、うんうん、とうなずけます。

さらにマルチ・ポテンシャライトの特質として、以下の点が挙げられており、「そうそう」という気持ちになり、認められている感が溢れ、嬉しくなります
・アイディアを統合できる
・学習速度が速い
・適応能力が高い
・大局的な視点を持っている
・さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる

このように、マルチ・ポテンシャライトを褒めていただいたのちに、それでは具体的にどうやって、自分が持つ全ての特性を活かしていくのか、という話に移っていきます。

まずは、お金です。
この本で言っていることは、とりあえず自分が生きて行くための最低限のお金を得ようということです。
たとえ、それが今の自分のやりたいことでなくても、自分のやりたいことをするために、何らかの方法でお金を稼ごうということです。

次に、自分が意義を感じることをやろうということです。
まぁ、これに関しては、私自身すでに経験済みで、楽しいけど意義を感じられないことをしていると、結局は長続きしないのです。

次に多様性については、自分が心地よく感じる程度の多様性を知ろうということです。
私自身、自分の手に負えないほどのたくさんのことを同時にやってしまって、最初はよかったものの、そのうち負担になって、すべてを放り投げてしまった、という経験があります。

第2部ではマルチポテンシャライトにあった、仕事のスタイルが紹介されています。
1)グループハグ・アプローチ
これは、あらゆる多様な職務がある一つの仕事に就くということですね。
以前、私は大学院で研究員をやっていたことがあるのですが、そこでは研究のほかに、事務、外国人研究員の受け入れサポート、学会運営などいろいろと経験させてもらいました。
現在のNPOの仕事でも、地域のガイド、翻訳、通訳、イベントの企画・運営、ワークショップの補助などいろいろとやらせてもらっています。ただ、ちょっと世界が狭いというのが苦ですが・・・。

2)スラッシュ・アプローチ
これは、いくつか仕事を掛け持ちするという方法です。
先ほど、申し上げたように、私は現在、こちらも実行中です。
つまり、グループハグ・アプローチ+スラッシュ・アプローチで私は働いていることになりますね。

3)アインシュタイン・アプローチ
これは、生活を支える十分な収入を生み出す仕事につき、残った時間でやりたいことをやるという方法のようです。
私は、極めた分野がまだないので、これはなかなか難しいかもしれません。

4)フェニックス・アプローチ
これは、死んでも何度も生き返る不死鳥のように、数年間ある分野で一生懸命働いたのちに、異なる分野に移行するという働きかたです。
これも、私の働き方と重なっているかもしれません。



次に、具体的にどういう手段を取れば良いのか、ということです。
著者は以下の点が重要だと言います。
1)何に取り組みべきかを選ぶ
とりあえず、自分がやりたいことを書き出してみて、可視化してから、つながりそうなものを分類してプロジェクトに仕立て上げ、何から取り組むべきかを考える。

2)時間をつくる
学校の授業の時間割のようなタイアスケジュールと作ったり、1週間のうち、この時間はこれをやる時間、と決めるということが、時間をロスしない重要なことのようです。

3)辞め時を知る
退屈になった、辞めたくなった、という時はさっさと潔く辞めるのがいいようです。

4)仕事に取り掛かる
最後は、仕事に取り掛かる。
実は私も経験から意外とこの最後の重要なところが、なかなかできていなかったりします。
本書では、仕事に取りかかれない人に対して、以下のような提案をしてくれています。
・仕事をはじめる前にポジティブな気持ちをつくる(瞑想、運動するなど)
・とりあえず、短時間でもいいのでやってみる
・フロー状態をつくる

成果がゼロであっても、
1)期待値を上げすぎない
2)ささやかな成功を記録する
3)一緒に努力できる友人を見つける

どうしてもことが進まないときは
1)感情を解き放つ
2)休憩をする




さて、私はこの本を読む前から、マルチ・ポテンシャライトという言葉は使っていないものの、ゼネラリストを目指して生きてきので、マルチ・ポテンシャライトが抱える不安というものは正直ありません。
この本で勉強になったのは、いかにたくさんのやりたいことを、実際にやるのか、という点です。
具体的な手段なども書かれていて、とっても勉強になりました。

非常に良い本なのですが、一つだけ残念なのはタイトルです。
原題はHow to be Everything; A Guide for Those Who (Still) Don’t Know What They Want to Be When They Grow Upです。
訳すと、「すべてになる方法:大人になって何になりたいのか(未だに)わからない人へのガイドブック」とでもなるのでしょうか。
原題だと大人向けと言うよりは青少年向けの本になってしまうからなのかもしれませんが、原題は夢や浪漫があるようなタイトルだと思いました。
それに対して邦題は下品な気がしてなりません。
「食っていく」という言葉が必要だったのだろうかな、と疑問に思います。
「好きなことを次々と仕事にする方法」でよかったのではないかな、と思いました。
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