育児のヒント

子供の能力を伸ばす方法

2018-12-17

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子供の能力を伸ばす方法

2018-12-17

まだ読み終わっていないのですが、現在、あの「ビリギャル」を慶應大学に合格させた塾講師、坪田信貴さんの「才能の正体」(News Picks Book)という本を読んでいます。
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この本を読んでいたら、以前読んだ本や、今社会で起こっていることがつながって、結局、子供の可能性を活かすも殺すも、周りの大人次第、特に親次第なのではないか、と今まで以上に感じるようになりました。

以前読んでいた本で、つながったと思った本は苅谷剛彦著「大衆教育社会のゆくえー学歴社会と平等神話の戦後史」(中央公論社)です。
苅谷剛彦氏は東京大学教育学研究科の教授で、社会階層について研究をされていたかたです。
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もう一つは、原田隆史著の「子どもの夢を叶える家族の教科書」です。

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そして、最近気になった社会での出来事というのは、10代または10代に満たない若者の活躍です。

例えば、プロデビューからの公式戦通算100勝を達成した棋士の藤井聡太(16)、卓球世界選手権でMVPを獲得した伊藤美誠(18)、ミラノ国際映画祭主演男優賞を受賞した寺田心(10)などです。

たまたま、この1週間のニュースで私が目にした方々が、この3人であっただけで、おそらく活躍している若者はもっとたくさんいることでしょう。

さて、まずテレビを見ていた思ったのは、「この子たちすごいなー」ということです。

おそらく多くの方々がそう思われたことでしょう。

そして、「我が家の子もこれくらいの才能があったらいいのに」と思いませんでしたか?

私も一瞬、そう思いました。

しかし、一瞬だけです。

一瞬そのように思ったあと「いや、違う。子供はみんな何らかの才能を持っているんだ」と思い直しました。

というのも、今読んでいる「才能の正体」の一番初めに以下のように書かれているからです。

 才能は誰にでもある。
 みんな、その才能をどう見つけたらいいのか、どう伸ばしたらいいのかが、わからないだけなのです。自分の才能も、我が子や、教え子や、部下や、後輩の才能も。
 そればかりか、多くの人たちは、その才能を潰してしまうことばかりしている・・・・・・。このことにこそ、気づくべきなのです。

つまり、この本に書かれている重要なことは、子供の才能の限界を決め、それを子供に押し付けているのは、実は親だったり、周りの大人だったりするということで、子供への語りかけ方、関わり方を変えるだけで、その子供が東大に行けたり、日本一にでも世界一にでもなれる、ということです。

例えば、ビリギャルのさやかちゃんが慶應大学を目指すと言った時に、まず反対したのは父親だったそうです。

父親は「お前が受かるわけがない。塾にお金を払うのは、ドブに金を捨てるみたいなもの。一銭も出さないから、やめなさい」と言ったそうですね。

父親にすごい剣幕でこんなこと言われたら、「やっぱりそうだよなー。私には無理だよなー。やめるかー。諦めるかー」ってなってしまいますよね。

さて、そこで関係してくるのが、苅谷剛彦さんの社会階層に関する研究です。

苅谷剛彦さんの研究の主張の中に、親の所得と子供の学力には相関関係があるということと、子供の所得は親の所得と似たようなものになる可能性が高い、というものがあります。

皆さんもお分かりかと思うのですが、注意していただきたいのは、親の所得が低い場合に、必ず子供の学力が低くなるということではありませんし、子供が親の所得を上回る可能性もあります。

ただ傾向として、親の所得が低い場合に子供の学力が引くなる、子供の所得は親の所得と同じくらいになる、というだけの話です。

考えてみたら、そうかなとは思います。

所得が低ければ、子供の知力を伸ばす教材やおもちゃを買うことができなかったら、習い事をさせることができなかったり、塾に通わせることができなかったりしますよね。

事実として確かにこのようなことはあります。

しかし、ビリギャルの先生、坪田信貴さんの話に照らし合わせると、自分自身が大学に行っていなかったり、高校を卒業していなかったりする親御さんは、自分のお子さんが「東大に行く!」なんて言い出しても、そんなこと全く想像もできずに「僕、明日、月に行くから!」と同じような夢のような発言と受け止めてしまうのでしょう。

坪田さんは、子供が「東大に行きたい!」といったときに「頑張ってみたらいいんじゃない」という親も時々いるそうです。以下、引用いたします。

 でもときどき「いいんじゃない」と言う方もいらっしゃいます。だいたいが「東大卒のお父さん」です。「いいじゃないですか。絶対できますよ」と言います。そうなると逆に、子どもの方が「いや、そんなの無理・・・・・・」ってなるんですけれど、お父さんは、その”ビリに近い成績のわが子”が名門大学に絶対行けると思っている。
 それはなぜか?
「東大に合格する」ということを自分がやっているからです。
東大へ入るために何をしたらいいのか、どんな勉強をしたらいいのかということを、正しく認知できているからなんだと思います。

何を言いたいのかといいますと、勉強嫌いで結果として所得が低くなってしまった親は、勉強の仕方を知らなかったり、勉強をするという動機付けをしてもらった経験がないので、子供が「東大に行って、一流企業に勤める」と言っても、その道筋や方法、どうやって勉強させたらいいのかが、自分自身で想像できないのです。

人は自分が想像できないことについて「諦める」ということをしがちなのです。

例えば、私はマラソンが好きです。
フルマラソンで3時間半切った経験があります。
例えば、そこで体重100kg近い肥満体の方が「僕もフルマラソンで3時間半切りたい」と言ってきたら、私は決して「無理だし、やめたほうがいいよ」とは言いません。

なぜなら、マラソン仲間で100kg近くあった体を減量して、フルマラソンを完走した経験を持つ方を知っていますし、また自分自身がどんな練習をしたらフルマラソンを3時間半で走れるかどうかを知っているからです。

私はおそらく「私の言う通りに、私と同じ練習をしたら3時間半で走れるようにはなるよ。慣れるまでは大変だと思うけどね」と言うと思います。

しかし、体重100kg近くある方が、マラソンを走ったことない人に「マラソンで3時間半目指したいよね」と相談したらどうなるでしょうか?

「え、それっと無理じゃない?大変じゃない?怪我するんじゃない?やめたほうがいいんじゃない?」

ってなりませんか?

つまり、苅谷剛彦さんと坪田信貴さんの主張を掛け合わせると、収入の低い家庭の親御さんの子供の学力が低い傾向にあるのは、自分が経験をしていないがために、自分の子供に対して、正しい動機付けができていないからだからだ、ということです。

動機付けというのは、とてつもなく重要であるということを尾木ママも言っておりました。

詳しくは日本の教育が大きく変わる!?尾木ママの講演

坪田さんはこんなことも言っています。

親御さんはわが子に対して「やる気を持って欲しい」と言いますが、その子は「遊びたい」という強い動機付けがあって、「勉強したい」という動機付けがないだけです。
「動機」のない子なんて一人もいません。

それでは、どうしたらいいのでしょうか?

以前、紹介させていただいた本「子どもの夢を叶える家族の教科書」にも書いてありましたが、一つは、子供の前で親御さんも堂々ととてつもなく大きな夢を語り、その夢に向かって努力をしてみたらいいのです。

または、自分が無理かな、と思っていることに挑戦してみたらいいのです。

そして、自分でもできる、という成功体験を増やしてみたらいいのです。

そうすれば、自分でもできたんだから、こいつにもできるだろう、という思考を持ち、自分の可能性も広がり、お子さんの可能性も信じられるようになるのではないでしょうか。

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