一流の男、一流の風格

2023-04-04

中谷彰宏氏の『一流の男、一流の風格』を読んでみました。
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もちろん、私自身が一流の風格を身につけたいと思うことが多々あるのですが、本書の冒頭に以下のような記載があったので、この部分を読んで迷わず、手に取りました。

「この本は、3人のために書きました。
① 一流の品格を身につけたい人。
② 一流の正解が、わからない人。
③ 大切な人に、一流の品格を身につけてほしい人。」

その理由はやっぱり、自分の家族、特に息子には幼いころから一流の風格を身につけて欲しいという願いがあるからです。

また、自分の振る舞いが周りから見て、どのように思われいるのかを確認するために参考になる本です。

ということで、以下本書の気になった部分です。

・ 二流の男はマナーがないのではありません。二流の男のマナーしか学んでいないのです。
つまりは、学習すれば誰でも一流の振る舞いを身につけることが出来るということです。

・名刺交換をしない。名刺を渡すのであれば、みんなが名刺交換をしていない時にさっと渡す。
よくわかります。日本の会議や打ち合わせでは冒頭にみなさんが一斉に名刺交換をします。
しかし、実際に名刺交換をしたところで、記憶に残らない人の名刺は、あれ誰の名刺だっけ、ということになるだけなのです。
外国人と仕事をすると、ほとんどの場合、名刺交換などしませんが、なぜか彼らの名前や顔は頭の中にインプットされてしまいます。
私の場合、仕事を一緒に初めて、仲良くなった時に、あれ、そういえば名刺、いただいていませんでしたね、ということが多いですね。

・飲み会の時に最後までダラダラといない。一次会でさっと帰る。
これは、私できていませんね。
周りの人に合わせて、ダラダラと最後までいてしまうことが多いです。
気をつけなければ・・・。

・席は上座、下座など気にせずに、その場の空気で座ること。
お客さんだから上座、相手が年上だから私は下座など固辞する必要はないのです。その場の雰囲気に合わせて、相手を立てて、座るべき場所に座りましょう、ということです。
例えば、自分がお客様に上座を用意していたにもかかわらず、「絶対に下座」と固辞されると、自分も困りますよね?

・遅れた言い訳をしない。
要するに、言い訳がましくならないようにしましょう、ということです。
この部分も私、できていません。
反省です。

・パーティーでは、座らない、一箇所に滞留しない、男性どうしでいない、仕事の話をしない
これも反省ですが、反省するのは日本人のパーティーの時だけです。
おそらく、多くの人が仕事の話をするからでしょうね。
外国人ばかりのパーティーに参加すると、知らない人ばかりんパーティなのに友達ができることが多いです。
それは、参加している方が一流のマナーを身につけているかもしれません。

・下手なことが堂々とできる。
あんまり自信はありません。でも、楽しい時は「下手くそー」と言われながらも、結構、踊ります。

・ケータイを見ているところを人に見せない。
基本的に人を話をしていたり、お茶をしたり、食事をしたりする時には私も携帯を見ます。
相手に、つまらないアピールをしたい時にあえて携帯を見ます。

・腕組みをしない。腕組みをする人は怯えている。
腕組み、よくします。
自分に余裕がない証拠ですね。
経験が足りないのでしょう。頑張ります。

・見られている意識を持とう。
あまり、このような意識は持たないです。
結構、服装はだらしないです。
見られている意識、重要ですね。

・肩書きは通用しない。ホテルやレストランで最高の場所に案内されるのは、立ち居振る舞いが一流だから。
肩書きが通用しないのは、これまでの人生で多いに学びました。
むしろ、肩書きで寄ってくる人など、まったく信用する気になれません。
肩書きがなくても、人を寄せ付ける人になりたいものです。

・一流のものに負けないように、一流のものを何度も身につけると、着こなせるようになり、一流に風格が出てくる。
そもそも、あまり一流のものを身につけません。
というか、自分の使い易いものを身につけます。
それが安かろうが、高かろうが自分にとってはあまり関係ありません。
ただ「人から何その安物?」と言われた時に、自分はちゃんとその使い勝手の良さを説明できる自信はあります。
でも、一流ではない、ということになりますかね?

・人前でジャケットを脱がない。
そもそもジャケットを着ないし、着ても脱ぎますね。
この点に関しては二流どころか、四流以下でしょうか。

・レストランには敬意を称して、綺麗な格好で行こう。
一応、場に合わせているつもりはあります。
店員さんにタメ口ということはほとんどありません。

・大股でさっさと歩く。
できてますが、一緒に歩いている人にはよく怒られます。

・マナーは、結局はその人の文化度
よくわかります。うわべだけの振る舞い、行動だけではないということです。

・話は短く
反省ですね。

・お店の人には丁寧語で話そう。
当たり前です。

・笑わせるより、笑う
あまり笑いませんが、話やすい、と言われることは多々あります。

・自分から先に挨拶ができるかどうかが、一流と二流の分かれ目。
なかなか、できません。
反省です。

・大声で話さない。しっかりと、ズシッとした声で話す。
どうでしょうか?できてるかどうかわかりません。

・過去の実績よりも、未来の夢を語る。
わかっていても、過去のことばかり話します。

・部下には彼らが気づいていないミスを教えてあげる。
昔、自分がミスだと気づいていミスは大きなミスではない。自分が気づいていないミスこそが、大きなミスなのだ、と思ったことがあるので、この意味はよくわかります。

・部下の失敗に対しては、なぜそうなったかより、これからどうするのかを聞く。
そうしたいとは思うのですが、原因を追求してしまいますね。

・部下は叱った後に褒める。
根に持ってなかなか褒めることできていません。

・優しくするよりも、厳しくして嫌われることを恐れない。
よく、優しすぎると言われます。

・仕事よりもマナー。
仕事を優先してしまいます。

・見張るよりも見守る。
見張っちゃいます。

・お客様よりも部下をとる。
これは、時と場合によります。
ただ、事実確認はしっかりするように心がけています。

・自分の仕事より部下を優先
これはできていますが、仕事が進まずストレスを抱えがちです。

・人に払うお金をけちるな。
使った分は、ちゃんと払っています。

・人が喜ぶお土産、プレゼントを用意できる。
お土産やプレゼントを選ぶのは好きなので、できていると思います。

・「高い」と思ったら「安い」と言って、やせ我慢をする。
時と場合によります。同じものを見て同じ値段であっても高いと思う時、安いと思う時があります。

・自己投資を厭わない。
できていると思いますが、なんでもかんでも、自己投資と考えてしまう傾向があります。

・見えない本体にお金をかける。
要するに、見た目だけにお金をかけてはいけない、ということです。

・おごるのか、おごられるのか、割り勘なのかは状況次第。相手が一番気にいる対応をするべき。
結構、難しいですね。でも、奢られるのも、奢るのも好きです。

・お金は喜んで払うこと。
どうでしょうか・・・。

・横の関係より縦の関係を意識すること。つまり、あいつには負けたくないではなく、あの人にはついていきたい、というような関係。
最近は、そのようになりました。ただ、尊敬できる人が周りにいません。

・本物を経験しよう。
本物を経験すると、まったく違います。
高いお金を払ってでも、できる限り本物を経験しましょう。

・一流のものをつけると、そのものにあった振る舞いになる。
その通りです。

・周りが二流になると、自分も二流になってしまいます。
その通りだと思います。

・極力、自分のためにお金を使おう。
つまりは、自己投資ですね。やってます。

・体験が多い方が良い。
そう思います。自分のキャパが広がり、振る舞いに余裕が出てきます。

・一流と関わることも重要であるが、二流とかかわらない方がもっと重要である。
わかります。二流の人とばかり関わっていると、どんどん、馬鹿になります。

・見栄を張らない。
結局は見た目ではない、ということです。
本物がわからないのに、金だけ持っていて、高い買い物をする人は最悪です。
自分で良さがわかるものを買ったり、食べたり、身につけたら良いと思います。
高いワインを飲んで、良さがわからなければ、「わからない」といえばいいのです。

・苦手なこと、嫌いなこと、言われたら嫌なことを素直に自分から言うこと。
これ、結構、得意です。
「馬鹿じゃないの」と言われたら「馬鹿だもん」と言います。
「変態」と言われたら「褒められてる?」と言います。

・常に余裕を持とう。
余裕は持ってませんが、余裕があるように見えます。
だから、仕事がどんどん増えます。

・一喜一憂しない。
こればかりは、仕方ないですね。
意識せずにやっちゃいます。

・キョロキョロしない。
目の前にあるもの、人に集中しなさいと云うこと。
多分できていません。

・アピールしない。場に応じてオーラを使い分ける。
オーラのない人はアピールしようとして、大声で話したり、目立つようなことをやります。
これはできてると思います。
どちらかというと、アピールできていなさすぎです。

・一人を楽しむ。だらだらと人に付き合わない。
ダラダラと人に付き合う傾向にありますが、一人でいるのはとっても好きです。

・プロジェクトを楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行できる。
自然とそうなりますね。

・日常的に一流を意識する。
そもそも、一流だとは思っていないので、意識していません。
が、普通の人とは思われていないようです。

ということで、このように、自分の普段の言動に照らし合わせて読むと面白いです。
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