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お行儀は育った環境によって決定される!?

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お行儀は育った環境によって決定される!?

人の「ふるまい」は育った環境に左右されやすい、ということはみなさんよくご存知かと思います。

例えば、日常会話の中でも、ある人のふるまいを見て「あの子は育ちが良さそう」とか「あの子は育ちが悪いから」などと言いますよね。

ですので、「ふるまいは育った環境によって決定される」というテーマに対して「今さら?」と思われる方はたくさんいると思います。

しかし、今回はみなさんが想像される「環境」ではなくて、もっとミクロな環境についてお話をしたいと思います。

先日このブログで『京大式Deep Thinking』という書籍を紹介させていただきました。

その際に、「人は道具やモノに左右されやすい」というお話を紹介しました。

具体的には

「オープンカーに乗っている人はスピード感を感じやすくなるため、運転が丁寧になる。
しかし、高級車に乗っている人は車に安定感があり、スピード感もあまり感じないので運転が荒くなりやすい。つまり、人は道具やモノに行動を左右されやすい。」

という内容でした。

その後、よくよく考えると確かにそういうことがよくあるな、と思うようになりました。

例えば、我が家には椅子とテーブルがなく、食事をしたり、勉強をしたりする場所は「コタツ」になります。

私が育った家庭は、常に椅子とテーブルがあり、食事は必ず椅子に座ってテーブルで食べるというものでしたので、コタツで食事をすることは滅多にありませんでした。

さて、実際にコタツで食事をするとどうなるかと言いますと、これがなかなか難しいのです。

例えば、我が家の小学5年生がコタツで食事をしている姿を見ていると、体を支えるために、片手を床について片手でご飯を食べてしまったり、大勢が辛くなった時には片膝を立てた状態でご飯を食べたりしております。

私はそのような姿を見て、行儀が悪いと思ってイラっとしてしまうのですが、実際に私自身もコタツで時間をかけてご飯を食べるとなると、そのような姿勢になってしまうのです。

つまり、小学5年生の態度や行儀が悪いのではなく、実は行儀が悪い原因はコタツにあったりするわけです。

最近、私はご飯を食べるときはそのようにならないために、正座をしてご飯を食べるようにしています。

しかし、正座をしている分、足がしびれるのを避けるために、早食いになってしまうこともあります。

さて、話を元に戻しますと、このような環境で育った子供が大人になった場合です。

まず、皆さんが、

「あの人の行儀が悪い」

と感じるときはどんなできでしょうか?

おそらく、「あんな格好見たことがない」「あんな食べ方ちょっとおかしい」などと、自分が見慣れたふるまいや態度とはちょっと違う、異なる光景を目にした時ではないでしょうか。

例えば、今のお子さんが周りの人がコタツで床に手をついて、片手でご飯を食べている姿に見慣れてしまったら、彼は今後そのような光景を見たときに、「もう、行儀が悪いな」とは感じなくなってしまうことでしょう。

つまり、そのような光景を見慣れているので、「何か、おかしい」「何か、見てて気持ち悪い」ということにならないのです。

そして、彼自身も友人やパートナーと一緒にコタツや床に座ってご飯を食べる際には、おそらく今と同じような姿勢で食べることになるでしょう。

なぜなら、そのような癖がついてしまっていますし、そのような姿勢や行為に違和感を感じることがないからです。

もしかしたら、椅子に座っても、右手だけを使ってご飯を食べるという癖がついてしまっているかもしれません。

でも、おそらく他の人から見たら「この人って行儀が悪い。この人って育ちが悪い」ということになってしまうかもしれません。

ここで、何が言いたいのかといいますと、やはり人の行動はモノに左右される可能性が高く、行儀が悪くなるような「モノ」、行儀が悪くなるようなふるまいを促すような「モノ」は徹底的に排除するべきなのでは、と思うわけです。

もう一つ例をあげましょう。

みなさん綺麗な洋服やスーツを着た時には、やはりそれなりのふるまいになりませんか?

例えば、スーツを着てお手洗いに行って手を洗い、ハンカチを忘れたことに気がついたからといって、スーツのズボンで手を拭く人はほとんどいないでしょう。

しかし、ジーンズを履いている時にトイレにいって、手を洗い、ハンカチがないことに気がついたら、ジーンズで拭いてしまおう、ということは多々ありますよね。

もしも、ズボンなどで手を拭く仕草をやめさせたければ、常にスーツのような綺麗な洋服を着せていればいいのです。

すると、ジーンズを履いた場合でも「ハンカチを忘れてはいけない」という思考の癖がつき、手を洗った時にはハンカチで手を拭く、というようなふるまいも変化することになるでしょう。

「お行儀が悪い」などとしかる前に、実は他にできることがあるのかもしれません。

確かに、「コタツがダメだから」といって、すぐに綺麗なダイニングテーブルを購入する必要はありませんし、おそらくすぐにダイニングテーブルを購入することができる人も少ないでしょう。

であれば、子供がコタツでもご飯が食べやすいように、小さな椅子を用意する、座椅子を用意する、など工夫をしてみるのもいいかもしれません。

行儀が悪い原因はその子やその人にあるのではなく、使っているモノにある可能性が高いとしたら、お子さんを叱る前に、周りにある「モノ」を見直してみても良いのかもしれません。

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