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学校に行くことは必要なのか?

2019-05-07

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学校に行くことは必要なのか?

2019-05-07

ここ数日『苦しかったときの話をしようか』という書籍を紹介してきました。

その中で、本筋と違ったところで、とてつもなく印象に残った文章がありました。

それが、以下の文章です。

「当然だが、学校教育というものは、社会システムのさまざまな意図を汲んで成立している。その時々の『体制』にとって都合の良いことにできるだけ力点を置いて、まだ真っ白な子供の頭の中に世界を刷り込む構造になっている」

おそらく、気付かれている方も多いと思うのですが、ここまではっきりと教育の機能について文章として残す人はあまりいないのではないでしょうか。

私も若かりし頃は「途上国に教育を普及させるんだ」と意気込んでいましたが、ある日ふと

「そもそも教育ってなんで必要なんだろう?」

という疑問が頭をよぎりました。

そして、教育が必要な明確な理由はわからないまま、今に至ります。

それ以来、いわゆる「教育」というものを疑問視してきました。

とは言いながらも、端から見れば高い学歴ではあるので、説得力はないかもしれませんが・・・。

さて、私は、よく

「国立大学で博士号なんて、相当頭いいんだね!」

と周囲の人から言われます。

しかし、私は自分が頭がいいと思ったことは一度もなく、自分では小学生でも知っていることを知らない情けない奴だと思っています。

ちなみに、小学生の計算問題とか、文章問題はとてつもなく苦手です。

さて、私が国立大学で博士号を取得できた理由は、自分が興味を持った内容がたまたま、日本の大学で博士号を授与している大学の都合に当てはまっただけだからなのです。

今となっては、私が子供の頃には考えられなかった、「マンガ学部」というものが、幾つかの大学に設営されるようになりました。

マンガを描くことで、博士になれる時代がやってきたわけです。

近い将来、もしかしたら「youtube学部」というものができるかもしれませんし、「ゲーム学部」ができる可能性もあるでしょう。

「マンガ学部」ができた背景には、日本の産業衰退に伴って、新しいモノを世界に売り出す必要があるからなのかもしれませんし、少子化にともなって大学の入学者数が減少するのを食い止めようとする大学側の都合かもしれません。

逆に、もしかしたら、文系の学部はどんどんなくなっていくかもしれませんし、私が在学していた大学院も近いうちになくなるかもしれません。

もしかしたら、近い将来、「youtube」の博士号を取得した人に、古典を極めた文学青年が

「博士号って頭いいよね。私は本しか読んでいない馬鹿だから・・・」

という時代がやってくるかもしれません。

さらにもっと大人の事情をお伝えすると、一度大学院に入学したら、入学した学生のうちどれだけの学生が博士号を取得したのか、と文部科学省が気にするので、それほどレベルの高い論文を書かなくても博士号が取れてしまう、というのが現実かもしれません。

教員も教員で博士号を取得させないと「教員の質」が問われるようになるので、一生懸命指導を頑張る、訳などなく、どちらかというとレベルを落として博士号を取得させる、そんなことになっているように思います。

また、入学者数を減らすこともできません。

入学者数が少なければ、予算が削られたり、研究室が消滅してしまったり、ということになるので、大学院に入る能力がなくても入学させてしまう、ということもあります。

私の博士号なんて、そんな程度のものなのです。

ただ、私がそのような事情を利用したことは事実です。

自分が知りたいこと、やりたいことを誰にも文句を言われずに、奨学金という返却不要のお給料をもらいながら、思う存分やらせてもらい、しかも周囲からは「国立大学の博士」というある程度の尊敬さえおまけとして付いてくるわけですから。

さて、ここまでいろいろと書いてきましたが、結局何が言いたいかというと、教育なんてものは、その社会の都合に合わせて施されるだけなのです。

「学校の成績が悪い」と怒る親御さんがいるかと思いますが、そんなことは気にしなくていいのです。

今、学校で学んでいる内容が、数年後には全く評価されないものになっている可能性もあるのです。

むしろ、お子さんには自分の好きなことを見つけてもらって、それを思う存分できるような環境を作ってあげるべきなのです。

まぁ、中には明らかに子どもにとって悪影響となることもありますけど・・・。

教育とは「教えて、育てる」ではありません。

教育の英語「Education」の語源は「Educe(=引き出す)です。

お子さんの好きなものを引き出してあげましょう。

そうすれば、それが強みとなり、結果としてそれが彼らが人生を生き抜く武器となることでしょう。

そして、自分の好きなことをやるために、教育システムを利用させてあげたらいいのです。

教育なんて、そんな程度のものです。

自分のやりたいことをやるために教育が必要でなければ、学校に行く必要もないかもしれませんね。

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