元気をくれる書物たち

読みたいことを、書けばいい。

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読みたいことを、書けばいい。

読みながら、ニヤニヤしてしまうような、とてつもなく面白い本でした。

さらりと読めるものの、本質は抑えているというようなそんな本。

著者の田中泰延氏は、24年間電通のコピーライターとして働いたそうな。

電通に就職する際のエントリーシートの自己PR欄には、「トラック運転手」と書いたという強者。

私は、そこまではいっていないが、就職超氷河期と言われた1999年(2000年卒業)の際に、「女子学生のみ募集」と書いてあった求人票に男でありながら、応募してその会社に受かってしまった人である。

こういうところには、とてつもなく共感を覚えてしまう。

とてつもなく、おこがましいと話ではありますが・・・。

さて、この本には書くためのヒントがたくさん散りばめられています。

まず、著者は

「本書では、『自分が読みたいものを書く』ことで『自分が楽しくなる』ということを伝えたい」

と書いています。

私の以前の仕事はアフリカで生活する人々について論文を書くことでした。

でも、ある時から、論文を書きことがつまらなくなりました。

なぜなら、私が書きたかったのは、アフリカで生活する人々の気持ちや思いであり、数量的データで論理的に彼らの生活様式を説明することではなかったからです。

思い返してみると、私は紀行文を好んで読んできたような気がするのです。

おそらく、私の中には紀行文的なものを書きたかったのかもしれません。

とりあえず、この本を読んで、なぜ私が論文を書くことをやめて、稼ぐことのできないブログを書いているのかがよくわかるような気がしたわけです。

論文が書けずに落ちぶれただけかもしれませんが・・・。

さて、話が逸れてしまいましたが、私がこの本を読んで、一番印象に残った点は以下の部分です。

「事象寄りのものを書くのならば、それは『ジャーナリスト』『研究者』であり、心象寄りのものを書くのであればそれは『小説家』『詩人』である。それらは、どちらもある種の専門職というべきものである。そのどちらでもない『随筆』という分野で文章を綴り、読者の支持を得ることで生きていくのが、いま一般に言われる『ライター』なのである。」

この文章は、私が今、どのような文章を書きたいのかを分からせてくれたような気がしました。

次に、

「読み手など想定して書かなくていい。その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。自分で読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄になる。」

昔、モーニング娘。という人々がいました。

今もいるのかな?

その時に、どのメンバーの発言か忘れたのだけども、

「自分たちが楽しく、歌ったり、踊ったりしなければ、見てる人は絶対に楽しめない」

という発言がありました。

同じようなことを、私がおそらく人生で最も尊敬する上司も言っていました。

「自分たちが楽しく仕事をしていなければ、お客様は絶対に集まらない」。

この本の著者も同じようなことを言っているように思いました。

やはり、重要なのは自分が楽しんで書いているか、どうかなのでしょう。

さて、私が人から
「なぜ、文章を書くのか?」
と尋ねられたら、おそらく私はこう答えるでしょう。
「書くのが楽しいから」
です。
やっぱり、理由はこれしかないのです。

ということで、この本の紹介になっているのか、なっていないのかはわかりませんが、何かを書きたいと思っている方は、さらりと読める本であり、ニヤニヤしながら笑いながらも読める本なので、ぜひ、こちらの本、読んでみてはいかがでしょうか。

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