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ラグビーワールドカップ日本vsアイルランド戦が与える影響

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ラグビーワールドカップ日本vsアイルランド戦が与える影響

2019年のラグビーワールドカップ。
日本はホスト国であるということもあり、大会日程にも恵まれ、A組唯一の3連勝と好スタートを切っております。

そんな中、先日、日本が強豪アイルランドを倒したとき、日本のメディアでも話題になりましたが、ラグビーの本場、英国のメディアが日本の勝利を大きく取り上げておりました。

例えばBBCには、以下のようなヘッドラインが並びました。

Japan's "seismic" win over Ireland, which is expected to "ignite" the Rugby World Cup.
(日本のアイルランドに対する衝撃的な勝利は、ラグビーW杯を盛り上げるだろう(または、ラグビーワールドカップを本気にさせるだろう))

Hosts Japan pulled off one of the biggest upsets in Rugby World Cup history
(ラグビーワールド杯史で最大の驚きを日本が引き出した)

Japan shock the world again.
(日本がまた、世界に衝撃を与えた)

また、英国の新聞、The Guardianのヘッドラインで目立ったのは、以下の二つでした。

Japan’s Shizuoka sensation against Ireland can attract new audience.
(日本がアイルランド戦で起こした静岡での興奮は新しいファンを惹きつける)

Japan’s extraordinary World Cup upset was richly deserved and will cause ripples across and beyond the sport.
(日本の並外れたW杯での衝撃は称賛に値するし、スポーツ界だけでなく、それ以外の分野にも伝播するだろう)。

確かに、私もテレビでずっとアイルランド戦を見ておりましたし、日本の勝利は本当に素晴らしかったと思います。

しかし、気になるのは最後のヘッドラインです。

Japan’s extraordinary World Cup upset was richly deserved and will cause ripples across and beyond the sport.
(日本の並外れたW杯での衝撃は称賛に値するし、スポーツ界だけでなく、それ以外の分野にも伝播するだろう)。

なぜか、ちょっと意味深のような気がするのです。

気になって記事を読んでみたのですが、ラグビーのことしか書いてありませんでした。

それでは、beyond the sport(スポーツを超えて、スポーツ界以外にも)とは何を示しているのでしょうか?

私が、このヘッドラインを読んで、思ったことは、日本社会のことを言っているのかなということでした。

今回のラグビーワールドカップがはじまったとき、

「なんで、日本代表なのに外国人選手がこんなにもいるの?」

という疑問と批判がネットを騒がせました。

そもそも、日本はこのように外国人には排他的な社会なような気がします。

例え、日本代表になれるような実力の持ち主であってもです。

また、日本で生まれ育って、日本国籍を持ち、日本語しか話すことができない、見た目が「外国人」の人々に対しても、日本人は「外国人」とみてしまうことが多いように感じます。

例えば、観光地に行って道に迷った時に、日本人なんだけれども、見た目が日本人ではないような人にあなたは道を尋ねますか?

海外では、実は、例え見た目が外国人であっても、道を聞くという行為は多々あります。

ニューヨークやロンドンを歩いていると、私はしょっちゅう、その国の田舎から出てきたようなおばちゃんやおじちゃんに道を聞かれました。

何が言いたいかというと、日本以外の先進国はあらゆる人種が混じり合った、国際都市なので、「外国人」を「外国人」と思うことが少ないように感じるのです。

日本はまったくその逆です。
日本人であっても、ちょっとでも見た目が日本人とは異なると距離を置きます。

The Guardiansの

Japan’s extraordinary World Cup upset was richly deserved and will cause ripples across and beyond the sport.
(日本の並外れたW杯での衝撃は称賛に値するし、スポーツ界だけでなく、それ以外の分野にも伝播するだろう)

というヘッドラインは、そんな日本にラグビーを通して変わって欲しい、と訴えているような気がしました。

ラグビーの世界では、一度、どこかの国の代表になってしまうと、自分の母国も含めて、他の国の代表選手になることはできません。

そんな中、日本代表としてプレイすることを選んでくれた、外国人選手たちに、私たちは批判するよりも、感謝して、応援するべきではないでしょうか?

優勝候補であるアイルランドに勝利した日本の試合は、そんな、外国人に排他的な日本社会が変わるきっかけになればいいのに、という思いを込めた記事だったように私は思うのです。

アイキャッチ画像は studiographicさんによる写真ACからの写真

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