子どものゲーム。最適なルールとは?

2024-01-15

子どもにゲームを与えてしまうと、暇さえあればゲームをするという状況になってしまうということはよく聞く話です。

そこで、インターネットなどで「子ども」「ゲーム」などと検索すると、「子どもがゲームばかりする」という悩みや、「子どもにゲームを与える際の注意点」というような記事が見つかります。

我が家でも当時小学6年生だった息子にゲームを与える際に、どうしたらいいのかと悩み、ネットで色々と調べました。

その中で、最もおすすめな方法としていくつかのサイトで書かれていたことは「ルールをつくる」ということと「ルールを破ったらペナルティがある」ということでした。

しかし、ルールの中身は一体どういうものがいいのでしょうか?

最適なルールというものはあるのでしょうか?

我が家のゲーム使用のルールから考えてみたいと思います。

息子は現在中学1年生ですが、小学5年生の1月に自分のお小遣いとお年玉でゲームを購入しました。

その時に、以下の3つのルールを決めました。
1)ゲームは一日2時間
2)ルールを破ったらゲームを取り上げる。取り上げる日数はその都度決める。
3)ゲームをしないときは、親にゲームを預ける
4)寝る時間はきちんと守る

このルールは機能したにはしたのですが、弊害がありました。

息子は2時間を確保するために、あらゆることをいい加減にするようなってしまったのです。

例えば、宿題をいい加減にやって、10分程度で終わらせる、宿題以外の勉強はしない、お風呂を5分で済ます、歯を磨かない、お手伝いをお願いすると切れるなどです。

また、消灯のギリギリまでゲームをやったり、消灯になってもゲームのプレイ時間が2時間に達してないときは、「あ、気がつかなかった」などと言い、ゲームを続ける始末でした。

寝る時間を過ぎてもゲームをやっているときには、ゲームは取り上げました。

1日2時間のゲームだけでも、子どもの生活はゲーム中心になり、日常生活で当たり前にやらなければいけないことが、できなくなってしまったのです。

そこで、ルールの改正を行いました。

1)ゲームをしてもいいのは土日祝に1日2時間だけ。
2)ルールを破ったらゲームを取り上げる。取り上げる日数はその都度決める。
3)ゲームをしないときは、親にゲームを預ける
4)寝る時間はきちんと守る

毎日ゲームをすると生活のリズムが崩れ過ぎるので、生活のリズムが整う、日常生活で当たり前にやらなければいけないことが言われなくてもしっかりできるようになるまで、このルールを継続ということにしました。

こうすると、早く毎日ゲームができるようになりたいせいか、ペナルティの数は格段に減りました。

まぁ、ゲームにさわる日数が格段に減ったので、当たり前なのかもしれません。

しかし、ゲームができる日数を減らしたからといって、勉強をするようになったかというと、そんなことはありませんでした。

ゲームをしていないときは、マンガを読んだりテレビを見る時間が増えただけでした。

相変わらず宿題は10分で済ませて、あとはゲームセンターに遊びに行く、テレビを見る、マンガを読む以外は何もしないような状況でした。

ということで、更に以下のようなルールに変更しました。

1)勉強をした時間だけ、ゲームをやっても良い(平日でも1時間勉強したのであれば、1時間ゲームをやっても良い。)
2)勉強をした時間は、実際に勉強した時間とやった内容を見て判断する。
(既に知っている簡単な漢字を一つだけ2時間ずっと書いても勉強にならないでしょ?と説明したら理解はしてくれました)。
3)ゲームができる時間は日曜日の夜10時にゼロ時間にリセットされる。
4)ルールを破ったらゲームを取り上げる。取り上げる日数はその都度決める。
5)ゲームをしないときは、親にゲームを預ける
6)寝る時間はきちんと守る

初日は、とっても頑張って1時45分勉強をしていました。

内容も悪くはなく、ノートも2ぺーじに渡ってびっしりと書かれていました。

そのうち、疲れて勉強をしなくなるかもしれませんが、とりあえずはこれで様子を見ることにしています。

さて、結論ですが、最適なルールがあるのかどうか、よくわからない、ということです。

ただ、その時々の状況に合わせてルールは変更をしても良い、ということにして、家庭や子どもにあったルールに変えていくことが重要なのかな、と思います。