武士道
恥ずかしながら、今まで知らなかったが英語で書かれた本である。
欧米人を読者と考えて、日本の思想というか日本人の行動の根底にあるものを武士道として説明する。
自分の経験を交えながら欧米人にわかりやすい方法(欧米の事例、聖書の逸話、ソクラテスの弁明などと比較したりして)で武士道が説明されている。
しかし、疑問に思うのは日本人にここまで広く暗黙の了解で知れ渡っている生き方、精神論が、果たしで武士だけに起原をおくものなのだろうか?
もしかしたらそこには茶道だったり、書道だったり、華道だったり日本特有の文化から同時多発的に出てきたものなのではないか?
もっと古い童話や民話の中に語り継がれてきた価値観なのかもしれない。
しかしながら名著であることには代わりはない。
自分が何者なのかを知るという意味でも、そうなのかな?私はじゃ、どうしてこうなったのだろうか?などと考えて読むと自分がどういう存在なのか、改めて考えさせられる。
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