子育てに重要なことは、子どもがやる気を出したときの対応方法
子どもはあるとき、突然やる気を出すことがあります。
今まで、まったくしなかった勉強を突然頑張ってやりはじめたり、今までサボっていた部活の練習を突然頑張りはじめたり、下手くそな楽器を突然練習しはじめたりなどです。
みなさんも、幼い頃の記憶を辿ると思い当たりことがあるのではないでしょうか。
あるとき突然、子どもながらに、「このままでは、ダメだ」と思っていきなり勉強のやる気スイッチが入るとか、全国大会出場へのかすかな光が見えたので、部活を頑張ってみようとか、きっかけはちょっとした気持ちの切り替えなのですが、周りからしてみたら、
「えっ、どうしたの?この子、どうしちゃったの?」
となることがあります。
実は、私の息子も突然昨日から勉強をはじめました。
コロナウィルスの影響で学校が休みになっており、勉強をまったくしていないことが気になったのか、自主家庭学習を提示したら積極的に勉強をはじめました。
「なんで、もっと早く言ってくれなかったの?」
という息子に対して
「自主学習で別にやらなければいい課題出し、どうせやらないと思ったからね」
というと
「うん、自主学習でやらなくて良くても、俺はやった方がいいと思うんよね」
との答え。
このような答えを聞いて、私は自分の子ども時代を思い出しました。
小学校低学年の時は、宿題をまったくやったことがなく、小学3年生の先生には家庭訪問の際に
「私はもう、この子の面倒を見きれません。この子は将来、苦労することが目に見えていますから、お母さんしっかり頑張ってくださいね」
と母親は言われたようです。
確かに、今、ある意味苦労しているのかもしれませんけど……・
しかし、小学校4年生で転校をする際に単純に
「転校生で頭が良くて、スポーツ万能だったらカッコいいよな」
と思い、小学4年生から宿題はしっかりとやるようになり、それ以上の勉強もするようになりました。
そこで、転校直後に私がつけられたあだ名は「真面目くん」でした。
それほどまでに自分自身が変わったということです。
まあ、子どもには本当に単純な、大人が想像もしないような理由で変わったり、やる気を出すことがあるのです。
成人するまでに、このような変化は私には何度もありました。
ちょこちょこと親に伝えてみたりするのですが、その時の私の親からの返答はというと、
「そんなこと、どうせできないんだからやめなさい」
「朝、私が早く起きるの嫌だから、やめて」
と親は勝手な思い込みや自分の都合で私の行動を制止してきました。
さて、ここで私が何が言いたいかというと、もしも子どもになんらかのプラスの変化が現れたら、そこでは、
「できないだろうな」
と思っても、自分の子ども信じてできる限りのサポートをしてあげて欲しいのです。
例えば、子どもが
「これから、朝6時に起きて勉強する」
と宣言した時に
「どうせ、できないんだから、そんなことやめなさい」
と言ってしまうと、その一言で、子どものやる気は削がれてしまいます。
その代りに
「そうなの。じゃ、私も頑張って6時に起きて、あなたが頑張れるような朝ごはんを作るね」
というと、子どもは
「一緒に頑張ってくれるんだ。僕も本当に頑張ろう」
と感じてくれることでしょう。
子どもがプラスに変わるような言動が見られた時には、否定的な態度や言葉かけはせずに、子どもを応援するような、サポートするようなそんな態度で接してあげましょう。
すると子どもは、僕はサポートされているんだ、と感じ、大きく飛躍することができるでしょう。
スポーツ選手などで成功している方々の多くは、家族が一生懸命サポートしてくれたようです。
サポートしてもらっている、と感じることが子どもには大切なのかもしれません。
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