オンラインイベントの教科書
私の現在の仕事は、一言では説明しにくく、色々なことをやっているのですが、その一つにイベントの企画・運営というものがあります。
しかし、このコロナウィルスが蔓延するご時世、なかなかイベントの開催が難しくなってきています。
そこで、「オンラインイベントやりましょう」ということになりそうなので、この本を読んでみることにしました。
第1章では、オンラインイベントの概要が書かれています。
なぜ、オンラインイベントなのか、オンラインでイベントを開催するメリットや、オンラインに向いていないものがどういうものか書かれています。
知っているようで、なるほどと思わされる内容でした。
例えば、
・7人以上で話し合う必要があること
・嗅覚、味覚、触覚を必要とするもの
・特別な道具が必要なもの
・騒音があるところで開催するもの
・インターネット環境が悪いところで開催するもの
などです。
次に、実際にオンラインイベントに参加したり、企画したりする際の注意点などが書かれています。
企画においては「7W2H1G」をすべて埋めることと書かれていました。
7W2H1Gとは
Why:なんのために
Goal:どのような状態になることを目指すのか
When:いつ
Where:どこで
Who:誰が発信するのか
Whom:誰に対して発信するのか
What:何を発信するのか
Which:どちらから
How:どのように
How much, How long:どれくらいの期間
だそうです。
Whichの部分がいまいちわかりませんでしたけど、企画を考える時にそのまま使える内容だと思いました。
企画のポイント
・まずは自分があったらいいなと思うものを小規模ではじめてやりきること、からスタートです。
・人々の悩みをリサーチする
緊急度:すぐに解決したいか
重要度:ほかのことよりも優先して解決したいか
価値観:解決することが自分にとって重要なのか
イベントを実施するためにいれば良い役割
・司会進行/ファシリテーター
・ゲスト/講師
・タイムキーパー/ディレクター:スケジュール通りに進んでいるか管理する
・配信担当:パソコン画面の切り替え、カメラ、マイク等配信機器の管理
・質疑応答担当:チャットなどで送られてきた質問などを整理して、司会者に渡す
・SOS担当:不具合やピンチになった時の対応
・SNS担当:イベントをリアルタイムに配信する
・事務局:参加者の情報管理、参加費の管理
広報
・心に訴える書き込み
・情報は追記によって更新したらいいので、開催日時、イベント概要、申し込み方法、申し込むメリットなど最低限の情報を記載して、情報公開をする。
・継続的・具体的に案内を送る。一方的な手紙ではなく、参加者にとって課題や悩みを解決するための切符であることを伝える。
イベントの司会・進行
目の前に参加者がいないオンラインイベントでは、司会進行がしっかりと「今はなんの時間なのか」「参加者に何をして欲しいのか」を伝える必要がある。
開始前に
・質疑応答はどの時間帯でできるのか、
・自分が話す時以外はマイクをオフにする、
・参加者が希望すればビデオをオフにしても良い、
・発言や交流を促すため、参加者の名前を指定するものに修正する、
・参加者にチャット内に理解度や質問を書いて欲しい、
・リアルタイムでハッシュタグをつけてSNSで発信して欲しい、
・スクリーンショット撮影や録音録画の許可を参加者に求め承諾を得ること、
・最後に参加者アンケートや特典があること、
といったお知らせすると良い。
休憩時間を設けること。
動画の上映、司会進行ではない方からの連絡事項やアナウンスなど気分転換を兼ねた場面転換はあった方が良い。
参加者へのプレゼント
・スライドのプレゼント
・写真のプレゼント
・動画プレゼント
・音声プレゼント
・オフ会案内
など。
イベントをやりっぱなしではなく、イベントをきっかけとしてコミュニティの形成を心がける。
仲間づくりのポイントは共通の目的・目標を持つこと、継続的に交流し続けること。
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