子育てに有意義な子どもの叱り方とは

2024-02-19

子どもに対するNGワードとして良く挙げられるのはネガティブな言葉です。

日常会話でも「疲れた」「もう、嫌だ」というようなネガティブな言葉を使わない方がいい、といわれていますが子どもを注意したり、叱る時は特にネガティブな言葉を使うことを避けることが良いとされています。

今、私には1歳半の子どもがいますが、彼女を見ていると、厳しく怒る必要はないのでは、と思うことが多々あります。

私の嫁は結構厳しい口調で「OOはダメ」「さわっちゃダメ」「危ないから、そっちいっちゃダメ」「やめて」などと否定する言葉をよく使います。

しかし、先日、こんなことがありました。

1歳半の娘がおしゃもじを振り回して遊んでいました。

そこに嫁が

「Fちゃん、おしゃもじで遊んじゃダメ。そこに置いておいて」

と言いました。

が、娘は引き続きおしゃもじを振り回して遊んでいます。

私はその時洗い物をしていたので、

「Fちゃん、おしゃもじ洗うからちょうだい」

というと、娘は

「うふっ」

と言っておしゃもじを差し出してくれて、

「ありがとう」

というと、笑ってくれました。

このような経験が何度か続くと、子どもって怒る必要あるのかな?って思ったりします。

私たちは、なぜか日頃からネガティブな言葉を使いがちです。

特に叱るときなどですね。

それはなんでなのでしょう?

おそらく、過去の経験からそのように怒られてきたからではないでしょうか?

だから、人を怒るとき、叱る時、注意する時はネガティブな言葉を使うべき、と考えているのかもしれませんし、単純に怒られるときにプラスのイメージを持つ言葉を聞いたことがないので、いざとなった時にプラスをイメージするような言葉が出てこないのかもしれません。

それでは、どうしたらいいのでしょうか?

それは常にネガティヴな言葉が口から出そうになった時に意識して、プラスのイメージがある言葉に置き換える練習をすることではないでしょうか。

これは、子育てに限らず組織の中でもそうかもしれません。

部下を一方的に叱るべきではなく、どうすればいいのかアドバイスをあげる方がその後の部下の行動は効果的なものになるでしょう。

例えば、

「なんで、あんなことしたんだ」
「なんで、こんなことになってるんだ」
「このままじゃ、もうどうしようもならないぞ」

と確かにことの経緯は気になるかもしれませんが、何も状況は変わりません。

ですので、例えば未来形で、

「そうか。こうなってしまったのだったら、こういう方法で先方と話をしてみたらどうだろう?」

「このデータが間違っていたなら、正しいデータをちゃんとみせて、正しいデータに基づいたらこのような結果が推測されます、と伝えてみたらどうだろうか?』

などです。

ただ、注意事項としては、その後

「あんなにアドバイスをしてやったのになんでやらないんだ?」

と叱ることでしょう。

さて、子どもを叱る場合も、なるべきプラスのイメージになるような言葉や未来の行動に繋がるアドバイスをあげるといいのかもしれません。

邪魔だから、早く起きて → 早く起きたら、たくさん一緒に遊べるよ。

危ないからそっちに言ったらだめ → こっちにきて、手をつなごう。こっちの方が危なくないよ。

早く勉強しなさい → 今のうちに勉強したら、土日は遊び放題じゃん。

とまぁ、私もまだまだ下手くそですが、努力をしたいと思います。