転職する際の面接の技法『成功する転職 たった3秒で面接官の心をつかむ受け答え』

2025-01-22

私は常に今よりも良い職場はないかな、と常に転職活動をしています。

ただ、転職活動をしているというよりも、求人票を眺めるだけの方が多いのが実際のところです。

で、いざ、申請書を送って、面接まで行ってしまうと、「やば!何も準備していない!」という経験が多々あります。

よくよく考えると学生時代にもまともに就職活動をしていなかったので、面接の基礎をよく知らないのです。

そこで、今回、『成功する転職 たった3秒で面接官の心をつかむ受け答え』という本を読んでみました。

「たった3秒で面接官の心を掴む」方法は、どうやら「見た目」のようです(笑)。

ただ、面接を受ける時の基本的な所作が書かれていて大変参考になりました。

また、予想される質問も書かれているので、ノートやメモ帳を手に持ちながらこの本を読むことをお勧めします。

こういう質問が来たら、僕だったら、どういう風に答えるかな、と常に考えをめぐらせることができ、その時に頭に浮かんだ回答をメモやノートに書く、ということで面接力は向上するような気がします。

このタイトルでしかもkindle unlimitedで無料で読めるということだったので、正直、内容はたいして期待できるものではないだろう、と考えていたのですが、大いに役に立つ本でした。

面接を受ける際に、「こんな質問を聞かれたらどう答えたらいいのだろう?」と思うこともあるかと思いますが、この本には気にになる一つ一つの質問の答え方が丁寧に記載されています。

どのような質問かといいますと、それは本書の目次にきれいに並べられているので、目次を見て、気になる箇所だけ読んでみてもいいでしょう。

例えば、第2章のタイトルは「答えづらいことに、うまく答えてチャンスに変える!」となっており、その内容はというと以下のようになっております。

・職歴のブランクをどう説明すればよいか
・何度も転職をしている理由を聞かれたら
・前の会社での人間関係はどうだったか聞かれたら
・前の会社で不満だったことを聞かれたら
・前の会社で失敗したことを聞いてくる真意は何か
・他の会社への応募状況を聞かれたらどうする?
・性格的な弱点を指摘されたらどうする?
・結婚・出産後も続けられるか聞かれたら
・希望した給与額よりも低い金額を提示されたら
・こちらから確認すべきポイントを整理しよう
・立ち入った質問は、聞き方が肝心
・給与のことをなかなか話してくれないときは

上記のような質問を受けた際の、悪い解答例、良い解答例が示されているので、それらを参考にして自分だったらどのように答えるのかを考えることで、模擬面接を受けているような感じになります。

本書に書かれている質問にすべて、回答できるようになれば、確かに面接は問題なく通りそうな気がします。

この本の良いところは、面接だけに限らず、転職全体に対しても指南してくれる内容となっているところです。

例えば、こんなことが書かれています。

「ここで大事なのは「転職して具体的にどうしたいのか?」「転職することによって何を得たいのか?」です。あなたは、その問いに対するあなたなりの明確な答えを、自分の中に用意しておかなければなりません。
 その答えが用意できていなければ、あなたは他人を納得させることはできないでしょう」

会社でちょっと嫌なことがあり、転職をしたいなと思った方は、まずこの本を読んでみて欲しいと思います。

もしかしたら、感情に任せて転職をして失敗してしまう、ということがなくなるかもしれませんし、その逆にやっぱり私は転職したいんだと、と背中を後押ししてくれて良い結果を出せるかもしれません。

オススメの本です。

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