【番外編】ZX6Rがオーバーヒート

2020-11-04

昨日、ZX6Rのバッテリーがあがってしまい、チャージをしたという記事を書きました。

しかし、実はその後日談があり、バイクが相当大変なことになってしまいました。

バッテリーを充電して、エンジンがかかるようになった6Rに乗って、次の日、さっそうと仕事に出かけました。

すると、5kmほど走ったところで、エンジンの温度がどんどん上がって行きました。

86、90、97、102、110と表示がどんどん変化し、ついには警告ランプがついてしまいました。

渋滞にはまっていたときだったので、エンジンを切ったり、入れたりしながら、誤魔化しながら走っておりました。

が、そのうち、エンジンの下あたりから、白い煙が出てきました。

あ〜これはやばいな、と思いすぐにエンジンを止めて、6Rから降りて、6Rを歩道に押し上げました。

歩道に6Rを止めた瞬間、冷却水がブシューと溢れ出し、冷却水のタンクを見ると、冷却水がゴボゴボと沸騰しているではありませんか!!

見事なオーバーヒートです。

通勤の途中だったので、6Rをゆっくり休ませる訳にもいかず、幸いなことにオーバーヒートをしたのが駅前だったので、駅前の駐輪場まで6Rを押して行き、駐輪し、とりあえず職場に少し遅れるという電話を入れて、電車で職場まで向かいます。

オーバーヒートしたのが駅前というのが、本当に助かりました。

さて、仕事が終わった帰り道。

6Rを停めた駅で途中下車して、6Rの様子をちょっと確認。

予想はしていましたが、冷却水の水位はLowになっているではありませんか。

この時点で、6Rに乗って帰ることをあきらめます。

ファンが回るかどうか、手で回してみると、何か引っかかった感じがして、スムーズにファンは回ってくれません。

おそらく、このファンが問題だったのかもしれません。

駅前には大きな道か狭い道のいずれかしかなく、ロードサービスを呼ぶのに適した場所まで、とりあえず押していくことにします。

6Rを運ぶトラックが駐車できそうな場所まで移動をさせて、保険会社のロードサービスに電話をかけてみます。

しかし、だれも電話に出ないのです。

何度かけても誰も電話に出てくれません。

そうこうするうちにお腹がすいてきたので、近くにコンビニを探すも、あいにく見つからない。

そこで、ちょっと距離はあるが、近くのショッピングセンターまでバイクを押していくことにします。

平坦な場所だったので、なんとかバイクを押していくことかできました。

距離にしておそらく500mほどだったでしょか。

そこで、再度ロードサービスに電話をかけてみます。

すると、今度は簡単につながりました。

オペレーターに6Rの様子と居場所を伝えると、30分から45分でトラックが到着するとのこと。

ショッピングセンターで半額のお惣菜を購入して、6Rのシートに座って食べる。

ロードサービスのトラックは30分程度で到着したようだが、ショッピングセンターに反対側にいるらしい。

そこにしか駐車ができない、とのこと。

私は、急いで6Rを押しながら、ショッピングセンターの駐車場を横切り、トラックに合流。

書類にサインをして、6Rとはしばしのお別れ。

家までは妻に車で迎えに来てもらう。

さて、次の日。

KAWASAKIのディーラーに電話をし、バイクを持ち込んでも良いかを連絡する。

問題ない、ということなので、保険会社に連絡をし、ディーラーの住所を伝える。

ひとまず、安心。

さて、数日後、ディーラーから電話がある。

「台風で転倒した時に、ラジエーターが変形してしまって、それでファンがラジエーターに当たって、回らなかったんだと思います。あと、台風とは関係ないのですが、タイヤがフロントもレアもいつバーストしてもおかしくない状態ですね。ちゃんとした数字は出せてないですけど、おそらく、すべてしっかりと直すと18万円くらい。タイヤの交換も含めると20万円超えるでしょうね。ただ、ラジーエーターの変形を無理やり直して乗るという方法もあるかもしれませんが、ちゃんと機能するか今の段階では保証はできません」

とのこと。

ふむ。

とりあえず、ディーラーには、「どこをどの程度直すのか、ちょっと考えさせてください。とりあえずは、なんとか家まで持って帰れる状態にしておいてください」と回答し、考えるというよりは、どうしたらいいのか悩む。

そんな話を友人にしたところ、ディーラーは高いから、友人のバイク屋を紹介してくれるとのこと。

4日前にディーラーにバイクを引き取りに行く。
ヒューズは交換したとのこと。
その他の部品交換はないものの、点検してもらって、1万2000円の出費。

その足で、友人に紹介してもらったバイク屋に6Rを持ち込むと、「とりあえずバラしてみないとわかりません」とのことだったので、6Rを預ける。

翌日、バイク屋から電話が掛かってくる。

やはり、ラジエーター、ファン、タイヤに付け加えて、ハンドルもを交換しなければならないらしい。

それで、全部直すとやはり20万円は超えるとのこと。

ということで、現在、6Rは重症ということで入院中です。