子育てに悩んだら読んでみよう『窓際のトットちゃん』(黒柳徹子)

2022-08-30

子どもをのびのびと育てたい、子どもの得意とするところを伸ばしてあげたい、と考えている親御さんに、子育ての入門書として是非読んでいただきたい本です。

私、この本を読むのは人生で3回目かと思います。
最初は小学生のとき、2回目は大学生の時、そして今回です。
母親から「あなたの荷物を整理したから」と送られてきた荷物(基本、本しか入ってなかったのですが)の中に入っていたのでなんとなく懐かしくなって読んでみました。

やっぱり日本で1番売れた(売れてる)本というのはいいなと改めて思いました。
未だに日本のベストセラー第一位を突っ走っている本です。
内容はと言いますと、あの黒柳徹子さんが幼少期の頃の学校体験を書かれた本です。
黒柳徹子さんは、落ち着きがなかったお子さんだったのか、いわゆる「普通の学校」を小学一年生の時に退学にされてしまいます。
はたから見れば「とっても落ち着きがない子で周りに子どもたちに悪影響を及ぼす」というように評価をされてしまったのでしょうね。。
ただ、本人にしてみれば自分の興味のあることに集中して楽しんでいるだけ、ということなのでしょうけど。

実は私自身も幼少期の頃は多動症というのでしょうか。
幼稚園の頃の写真をみても、他の子どもたちが整列している時に自分だけ満遍の笑顔でカメラ目線で手を振ったりしています。
母親は幼稚園の先生から「本当に見ていておもしろいの。楽しいの」と言われていたようですが、小学校に入学した途端に「この子は将来、本当に苦労することになります。今のうちになんとかしないと大変なことになりますよ」と言われていたようです。
ですので、黒柳徹子さんの幼少期の行動が、「そうなの、そうなのよ。それが楽しいのよ」と共感して、楽しい気分になります。

書き振りがおもしろいし、読みやすいし、笑いあり、ほろりと泣ける部分もあり、そしてこどもの教育(普通の学校に馴染めないような子どもの教育)がテーマにされているというのがこの本をここまでのベストセラーにしたのでしょうね。

ほんわかしたい方、最近笑ったり泣いたりしてないなという方、子どもをのびのびと育てたい、うちの子どもちょっと発達障がいかもしれないと思っている親御さんのみなさま、是非読んでみてください。