言い訳をする子どもの対応
我が家の小学6年生の息子さん。
言い訳をよくします。
そして、私を腹を立てるわけですが、ネットなどで「言い訳をする子ども」と検索すると、
「言い訳をする子どもは賢くなる」
「言い訳をする子どもは将来成功する」
などという記事が見当たります。
その論理はと言いますと、言い訳をする子どもは、親の論理的な隙や論理的ではない部分を突いて、「だったら、これはこうあるべきだ」と言い訳をするため、論理的な思考力が育まれるとのことです。
さらに、それで親が
「あ、そうかもしれないね」
と納得した場合は、子どもは自信をつけて、「論理的に話をすれば、大人の人でも納得させることができる」と思い、さらに論理的思考に磨きをかけていく、とのことです。
このような子どもが大人になると、確かに会社の上司などを納得させて企画を通すことなどがうまくなりそうです。
後者の
「言い訳をする子どもは将来成功する」
という点については、言い訳をして自分のルールを作ってしまう子どもは、将来も既存のルールに縛られず、新しい自分に都合の良いルールをどんどん作って成功する可能性がある、のだそうです。
確かに、そうかもしれません。
ただ、それは「言い訳」の種類によるような気がします。
今日の朝、私は自分の息子に
「顔を洗いなさい」
と伝えたところ
「なんで?洗ったことないし」
との言い訳(?)でした。
例えば、この言い訳が
「朝、顔を洗うと最初は冷たくて目が覚めた気がするかもしれないけど、体が瞬間的にびっくりして一気に興奮状態なるから、しばらくしたら疲れて眠くなるんだよね」
とか、せめて
「以前、朝顔を洗ったら、石鹸が目に入って、その日はずっと目が開けられなかったんだよね」
くらいの言い訳だったら、その子は確かに頭が良くなるかもしれません。
でも
「なんで?」
というだけで、その言葉の背景に何も論理的な根拠がないのであれば、それは
「いやだ」
という意味でしかないように思うのです。
なので、もしも「なんで?」と言われたら、そこを論理的に答えてあげる方が良いかもしれません。
例えば、
「顔を洗わなければいけない理由はね、朝、冷たい水で顔を洗ったら、アドレナリンが出て、脳がしっかりと冷めるんだよ。目が覚めるだけじゃなくて、アドレナリンはお肌をきれいに保つためには重要なホルモンだからなんだよ。水だけでこんなに良いことがあるんだから、顔を洗うべきじゃない?」
です。
しかし、このようにとっさに言える大人はあまりいないと思います。
今朝も私は、子どもの「なんで?」に対して、論理的に答えることはできませんでした。
ちょっと、残酷かとも思いましたが、
「好きにしたらいいけど、顔を洗わない子どもはあまり好きじゃない」
という一言しか言えませんでした。
それで、息子は顔を洗ってくれましたけど・・・。
ちなみに、
「なんで?」
と連発する子どもは、かまってほしくて、親を困らせてかまってもらおうとするようです。
そのような子どもの対応については、また今度。
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