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人生と今いる組織に疑問を感じたら読んでみよう『劣化するおっさん社会の処方箋』(山口周)その1

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人生と今いる組織に疑問を感じたら読んでみよう『劣化するおっさん社会の処方箋』(山口周)その1

電通、ブーズ・アレン・ハミルトン、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニーに勤務した経営コンサルタントの経験を活かして、ビジネスマンを元気にする、ビジネスマンの尻を叩くような、経営書、啓発書を多数執筆している山口周氏による著作。

「劣化するオッサン社会」という言葉に、惹かれて手にとってみました。

なぜ、このタイトルに惹かれたのかというと、私はこの1月で46歳になったわけですが、このタイトルを見て生じた疑問「私は、オッサンなのだろうか」ということと、「私の周りにいる人々(特に今、所属している組織の上司たち)はオッサンなのだろうか」ということを明らかにしたかったからです。

もしも自分がオッサンであるのであれば、どうすれば「オッサン」から脱却できるのか、そして、私の周りにいる人々が「オッサン」なのであれば、どうすれば、そのような「オッサン」たちと戦うことができるのか、ということが書かれているかも知れないと思い、この本を読んでみたわけです。

この本が私たちに伝えたかったことは、「学び続けなければいけない」というもっともなことが書かれていたわけですが、期待以上の内容でした。

それでは、本書の内容を少しばかり紹介したいと思います。

オッサンとは?

まず、本書ではオッサンを以下のように定義していました。
1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

とりあえず、私は以上のような定義に当てはまるオッサンではないということがわかったのでホッとしました。

日本の組織はどんどん劣化している

日本の組織は劣化していくことが必然であると著者は述べます。
なぜなら、一流のリーダーの下には、リーダーに媚びる二流が集まり、彼らがどんどん昇進していってしまう。
そして、二流がリーダーになったときには、そこには三流の人々が集まり、どんどん組織は低下していくというのです。
身近でよく見かける光景ですよね。
まず、この部分を読んだだけでも、「そうそうそう、そうなのー!」と元気づけられます。

中堅・若手がオッサンに対抗する武器

それでは、このようなオッサンたち、オッサン社会に私たちはどのように立ち向かったら良いのでしょうか?

著者は「オピニオン」と「エグジット」を活用しよう、と言います。
オピニオンとは意見をどんどん言う、ということです。

「劣化しているオッサンからすれば『オレのやっていること、言っていることに誰も反論しない、オレの支配下から誰も退出しない』ということになれば、自分がリーダーとしてそれなりの人望を持っているのだ、と勘違いしてもおかしくありません。」

つまりは、劣化したオッサンたちを作り出して、彼に居心地のよい居場所を提供しているのは、他でもない、何も言わない私たちなのです。

次に「エグジット」ですが、これは「こんなところでは、働いていられません、という態度でとっとと仕事をやめなさい」ということです。
しかし、私たち、このような世の中でも会社を辞めることには躊躇してしまいます。
そこで著者たいうのは、いつでもやめられるように、汎用性の高いスキルや知識(人的資源)と、信用と評判(社会資本)を獲得しようということです。
その結果、自分の移動性の高さ(モビリティ)が獲得され、エグジットも怖くなくなるわけです。
つまりは、「今後は、どのような場所でも生きていけるためにスキル・知識を獲得する、今いる場所を『いつでもでていける』ような状態にするために学び続ける、という、意識が重要」だと、著者は述べているのです。

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