共働きの私たちが子育てを両親の助けなしでできている理由

2023-07-26

共働きの家庭で両親の手を借りずに子どもを育てることは大変です。

「他の家庭ではみんなどうしてるんだろう?」と気になったりしますよね。

今回は共働きだけど、なんとか楽しく育児をしながら過ごすことができている理由を4歳児のパパの視点から紹介します。

置かれている状況はちょっと違うかもしれませんが、この記事を読めば共働きでも両親の手を借りずに育児を円滑に行うヒントが見つかるかもしれません。

みなさまの参考になれば幸いです。

共働きのY家の状況

私の家庭は2023年7月現在、私、妻、高校1年生の息子、4歳の娘の4人暮らしです。

私の職業はNPO法人の職員で妻は障害者施設で看護師として働いています。

居住地は九州です。

私と妻は4歳の娘が生まれた4年前に結婚をしました。

妻は息子が3歳の時に離婚をし、息子が小学5年生になるまでシングルマザーで看護師として働きながら子育てをしておりました。

共働きのY家と両親の関係

私の両親は千葉県に住んでいます。

年金で生活している両親なので九州まで遊びに来ることはなく、結婚してからは母親に一度しか会っていません。

父親には半分勘当されており、10年くらい会っておりません。

子どもの誕生日プレゼントやお年玉などは送ってくれますが、私の両親が家事を手伝ったり、子どもの面倒をみたりすることは一切ありません。

妻は両親と縁を切っています。

妻の母親は妻が幼い頃に失踪するということを何度も繰り返しており、母親がしっかりしていればこんなに苦労することがなかったのに、と母親を恨んでいるようです。

娘が生まれた直後は「こういう時くらいは母親に頼ろう」と考えたようで、母親と義理の父親(本当の父親は妻が小学生の時に亡くなっております)に私たちが働きに出て行っているあいだ、子どもの面倒を見てもらっていました。

しかし、3回くらい面倒を見てもらったところで義理の父親から「お前らの態度が気に入らないから、もう手伝いなどしない」と電話があり、それ以来、妻は母親に子どもの面倒をお願いすることをやめた以上に一切連絡を取らなくなりました。

義理の父親は「こうしといてね」「この子はこうだから、こうしてね」という細かいお願いを命令のように受け止め、気に入らなかったようです。

このように、私の両親と妻の両親をあわせても、お互いの両親が子どもの世話や家事の手伝いに来てくれたことは、3日間だけでした。

このような状況ですが、私たちはそれなりに楽しく子育てをしています。

秘訣というほどのことではありませんが、以下が私自身が家庭において気をつけていることです。

共働きの家では妻がストレスに感じていることを積極的に手伝う

私は妻がストレスに感じていることを積極的に手伝うようにしています。

ストレスを感じていると妻がイライラし出して子どもを怒鳴りつけたりするのですぐにわかります。

妻が一番ストレスを感じていたのは子どもの保育園登園です。

朝は仕事に遅刻するかしないかいつもギリギリでイライラしていました。

子どもを怒鳴りつけ、ひどい時には泣きじゃくる娘を引きずって車まで連れていくということが度々ありました。

(ちなみに、我が家は8階建ての団地の6階に住んでいます)。

今は、保育園への登園は私の役割です。

自転車での登園なので大雨が降っている時以外は私が毎日娘を保育園まで連れて行っています。

お迎えは妻が退勤後に毎日行ってくれています。

共働きの家では妻が手を抜くことを許す

妻が手を抜いて楽をすることを許しています。

夕食は毎晩、妻が用意してくれています。

しかし、時々は夕食がホカ弁だったり、スーパーのお惣菜だったりします。

時にはLINEで「今日はご飯を作っていません」というメッセージが届くこともあります。

このメッセージが届く時は、妻が子ども二人を連れてマクドナルドに行っているときです。

このようなことがあっても、「何、手を抜いてるんだ!」と怒らないことです。

いつも頑張って作ってるから、たまにはいいよね、という気持ちで手抜きを見逃すようにしています。

私は一人暮らしが長かったので、冷蔵庫にあるあまり物でご飯を作ることも苦ではありませんし、残業の時は職場近くのスーパーの半額お惣菜で済ませたりしています。

ご飯がなくて困ることはありません。

共働きの家では妻に自由な時間を与える

子育てをしていて一人になれる時間はとっても大切です。

私は妻から「子どもが寝てから帰ってきて」と言われるので、仕事が終わってから2時間くらいは職場に残って、本を読んだり、ブログを書いたり、勉強をしたりしています。

また、平日が休みになることも多いので、子どもを保育園に預けて、自由に過ごさせてもらうこともあります。

妻は晩御飯を食べて、子どもをお風呂に入れた後は家で自由に過ごしています。

大半は携帯でYouTubeやアニメを見ています。

子どもはというと一人でテレビでYouTubeを見たり、おもちゃで遊んだり、絵本を読んだりしています。

「お風呂に入ったあとはママは遊んでくれない」ということを子どもも認識しているらしく、ママに「遊んで」とせがむことは滅多にありません。

土日・祝日に休みが取れた時は、妻に自由に過ごしてもらっています。

私自身、子どもと遊ぶことが大好きなので、休みの日に子どもと遊ぶことは苦になりません。

子どもの休みと私の休みが重なる時は、妻は朝から何もしません。

早い時間帯に家を出て友達と一緒に遊びに出掛けていくこともあれば、私が連休の時は泊まりがけで友達と遊びにいくこともあります。

私は子どもと一緒に掃除、洗濯などを終わらせた後に、めいいっぱい子どもと一緒に遊んでいます。

娘と一緒に帰りが遅くなって逆に妻に怒られることも多々あります。

ポイントは家族だから、夫婦だからということで、無理して家族一緒に過ごす時間を確保しようとしないことです。

一緒にいるとやはりストレスは感じます。

休日は毎回一人で過ごす必要もありませんが、お互いに一人で過ごす時間を確保するようにしましょう。

共働きの家では「急がば回れ」と「あきらめ」が肝心

自分で気をつけていることは「急がば回れ」と「あきらめ」です。

子育てでは時々あきらめることも重要だと考えています。

娘を連れて保育園に登園するときには時間がかかることがあります。

私の娘の場合、保育園に行きたくないとグズることはないのですが、毎朝のように私と遊びたくて、登園の準備中も、朝食中も、登園中も遊びに誘われます。

会社に遅刻すると思い、娘を急かすと逆に機嫌が悪くなり全く動かなくなることもあるので、そういう時は、少し子どもと一緒に遊びます。

登園中も一緒に田んぼにいる動物を眺めたり、川の中を泳いでいる亀を眺めたりしながら登園しています。

そんなことをしていると、やはり職場には遅刻します。

ここで「遅刻する!」と焦って子どもを急かすと、娘も私も嫌な気持ちになってしまうので、焦らずに、「まぁ、いいや。上司に怒鳴られたら済むことだし」くらいに諦めると、気持ちが楽になります。

ありがたいことに、私の職場は出勤時間は決められているものの、やることさえやっていれば許される雰囲気もあり、遅刻を咎められることは滅多にありません。

(就業時間後に残って仕事をやったり、休日に出勤して仕事をしていることを同僚も上司も知っているから、ということもありますが)。

なかなか難しいかもしれませんが「遅刻していはいけない」というのは、実は自分の勝手な思い込みの場合もあるので、上司などに相談してみると良いでしょう。

共働きの家ではよく寝てよく休むこと

子育てで重要なのはよく寝る、よく休むことです。

体力的にも睡眠と休息は重要ですが、睡眠と休息は精神面で非常に重要です。

イライラしたり、鬱っぽくなるのは疲れと睡眠不足が原因であることが多いです。

また、飲酒は良い睡眠を妨げ、寝たと思ってもイライラが消えていないということが多々起こります。

時間があれば昼寝をしたり。極力、夜ふかしせずに子どもが寝る時間に一緒に寝たりするなど工夫をすると良いでしょう。

妻が過去にシングルマザーだと共働きの家は安泰

妻が元シングルマザーだったという点は、夫婦共働きでも育児ができている大きな理由だと思っています。

妻は、息子が3歳の時に離婚をして、小学5年生になるまで一人で働きながら子育てをしてきました。

すでにお伝えしたように妻と妻の両親の関係はあまりよくないので、両親の手を借りずに本当に一人で育てたようです。

おかげで、子育ての要領を得ているので、娘が生まれた時も二人目の子どもだったので、それほどストレスを感じなかったようです。

すでに子育てを体験している妻との結婚だったので、私も安心して子育てを任せることができ、わからないことは妻が全部教えてくれました。

二人して、「これ、わからない。こういう時はどうしたらいいの」と焦ることはほとんどなく、私が初めての子育てでも、ストレスを感じることはありませんでした。

この点、妻には大感謝です。

まとめ

今回は、共働きの私たちが両親の手を借りずに育児ができている理由というテーマで思い当たる点を書き出してみました。

・妻がストレスに感じていることを積極的に手伝う

・手を抜くことを許す

・自由な時間を確保する

・「急がば回れ」と時々あきらめる

・よく寝る、よく休むこと

・シングルマザーと結婚した

状況はみなさん違うとは思いますが、いくつか参考にしていただける点はあるのではないでしょうか。

参考にしていただいて、ストレスフリーで楽しく育児をしていただけたら幸いです。