タイ旅行に行くときに知っておきたい5つのこと
心待ちにしていた海外旅行。実際に行ってみると、現地の人に文句を言われて不快感しか残らなかったということはありませんか?
ちょっとした習慣や文化を知らなかっただけで、せっかくの旅行が台無しになってしまうことがあります。
また日本と同じような感覚で過ごしてしまうと、法律で罰せられる可能性もあります。
そこでこの記事では、タイに旅行に出かける際に気をつけたい5つのことを紹介します。
この記事を参考にして、タイの文化や習慣、法律を少しでも知っておくと、タイ旅行がとてつもなく楽しいものになることでしょう。
街中で国歌が聞こえてきたら立ち止まって敬意を示そう
タイで街中を歩いていると突然タイの国歌が流れ出すことがあるので、国家が聞こえたら立ち止まることをお勧めします。
タイに暮らす人々は国歌が聞こえると国家や王様に敬意を示すために、動きを止めて、起立し、国歌を聞くことに集中するからです。
旅行者や欧米人の場合、国歌が流れてもそのまま歩き続けてしまう場合がほとんどです。
以前は、国歌が流れているときに立ち止まらなければ罰せられることもありました。
今はそこまで厳しくはありませんが、国歌が流れているあいだにうろうろ動く人を見て不快感を感じるタイ人は少なからずいるはずです。
タイでは毎日午前8時と18時にテレビやラジオ、街中の街頭スピーカーから国歌が流れますし、映画館でも上映がはじまる直前に国歌が流れ、スクリーンには王様の姿が映し出されます。
どこにいようが国歌らしき音楽がながれ、周囲の人が立ち止まったり、起立したりしているときは同じように動きをとめ、起立をした姿勢でタイ王国の国歌を聞きいることにしましょう。
仏像の前を素通りしてはいけない
タイで仏像の前を通り過ぎるときは必ず手を合わせるようにしましょう。
仏像の前を素通りすると、周囲のタイ人を不快な気分にさせてしまい、運が悪ければ怒鳴られてしまうこともあります。
私はタイを旅行しているときに、街中で見つけた小さな公園に置かれている仏像を素通りして、タイ人の青年にタイ語でまくしたてられた経験があります。
さいわい、彼は私が旅行者であることに気がつき以下のような説明してくれたそうです。
「タイは仏教を真剣に信仰している国であり、仏像の前を素通りすることは許されない。私たちは仏像にお祈り、感謝することで、よりよい生活を営むことができる。外国人であってもタイにいる限りは、私たちと同じような行為をお願いしたい」
仏教国であるタイには、大きな寺院に限らず、交差点の片隅、小さな公園、道端などいたるところに仏像がおかれています。
知らずに通りすぎてしまうこともあるかもしれませんが、気がついたときは手を合わせるようにしましょう。
お酒を販売してはいけない日がある
タイには1年間のなかでお酒を販売してはいけない日が何日かあります。
以下の日はどこに行ってもお酒を買うことはできません。
2月16日 万仏祭(マカブーチャ)
5月15日 仏誕祭(ヴィサカブーチャ)
7月13日 三宝節(アサラハブーチャ)
7月14日 入安居(カオパンサー)
10月10日 出安居(オークパンサー)
また投票日と投票日の前日もお酒の販売は禁止されています。
タイを訪れた日がたまたま上記の日付であったら、お酒を購入することは諦めましょう。
バーや飲み屋、和食レストランに出かけて行ってもお酒の販売はなく、無理やり提供をさせたら罪に問われる可能性があります。
ただ、これらの日はお酒を買えないだけで、あらかじめ購入可能日に買ったお酒を、酒類の販売禁止日に飲むことは可能です。
ただし、あらかじめ購入したお酒であっても酒類の販売禁止日に屋外や公共の場所で飲むことはやめましょう。
お酒を飲んではいけない場所がある
タイではお酒を飲んではいけない場所が法律で決められています。
基本的には寺院、学校、ガソリンスタンド、医療関係施設(病院や薬局)、公園での飲酒が禁止です。
路上での飲酒は違法ではありませんが、上記の寺院、学校、ガソリンスタンド、医療関係施設、公園に隣接している路上での飲酒は禁止されています。
路上で飲酒をして気がついたら隣が学校だった、ということもありますので、路上での飲酒はおすすめしません。
アルコールよりも厳しい喫煙に関する法律
タイでの喫煙については、日本よりも厳しく取り締まりが行われています。
2008年からタイでは冷房の効いた室内は全面的に禁煙です。
すなわちデパート、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど商業施設はすべて禁煙と考えて間違いありません。
カフェやレストランに隣接しているテラス席でも喫煙が禁止されているケースがあるので、喫煙する場合はしっかりと確認をしてからにしましょう。
また、IQOSなど電子タバコがタイでは全面的に禁止されています。
電子タバコについては、個人的に所持していただけでも罰せられる場合があるので、タイに旅行に出かける際の持ち物には気をつけてください。
まとめ
今回はタイに旅行ででかける際に気をつけたいことを5つ紹介しました。
- 国歌が聞こえてきた動きを止めて、国歌を聞くことに集中すること
- 仏像の前を素通りしないように気をつけること
- お酒を販売してはいけない日に無理して購入しようとしないこと
- 飲酒が禁止されている場所があるので注意すること
- 喫煙場所は厳守するとともに、電子タバコは全面的に禁止されているのでタイに持ち込まないようにすること
楽しい旅行にするためにも最低限の文化と法律、マナーは知っておいた方がよいでしょう。
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