子育て短歌 3歳 秋

2024-01-17

秋晴れの休日出勤娘から刺さる一言パパ遊ぼうよ

中3の息子の自転車またがると足が届かずちょっと嬉しい

休日のサービス出勤気がつけば日付もかわるサービス残業

お散歩を歌いながらの通園はパパが一番大好きな時間

古書店でトトロ見つけて手に取るも1桁多い値段に冷や汗

好奇心旺盛な娘との通園で遅刻が増えたパパは窓際

一面のコスモス畑の真ん中に大きく咲いた笑顔の一輪

好奇心旺盛すぎる愛娘通園時間は1.5時間

休日に娘と遊ぶの楽しいが次の日なぜだか起き上がれない

パパだけのアイドルだった愛娘お遊戯会でみんなのアイドル

道草でくっつき虫を大量につける娘は種子散布者かな?

「いってきます」笑顔で手をふる愛娘たくましくなった小さな背中

知らない子10人相手に遊ぶパパ娘と公園きただけなのに

霜月の夜空に光る半月にぽかりと浮かぶ吾の子の寝顔

秋風にママチャリ通園凍えても背中の声にぬくもり感じる

保育士と余裕の会話したあとは遅刻寸前職場にダッシュ

秋風で冷えるママチャリ通園も職場に着けばパパは汗だく

家かえり娘と遊んで吹っ飛んだ疲れが翌日なんだか2倍

字が読めるようになった娘からダメ出しされる絵本の朗読

子育てにちょいと疲れたその夜はひとりで公園缶ビールあける

保育園お休みの日の出勤は職場についてのんびり過ごす

保育園到着するころ両手には持ちきれないほど葉っぱと木の実

保育園娘の下駄箱すぐわかる木の実と木の葉があふれているから

好きなことできずに拗ねる娘見て思い出すのは三歳(みとせ)の自分

祝日のママチャリ通勤ポッカリと空いた座席に寂しさ感じる

保育園お休みの日は荷が軽く気持ちも軽い晴れた秋の日

娘のために残業、副業重ねても会えぬ時間がかさむ寂しさ

怪我をした娘のおかげで平日が一緒にいられる素敵な日になる

子育て短歌

Posted by 伊瀬義治