子育て短歌 4歳 6・7月

2024-01-09

残業代ないのに日付かわるまで働くわたしなんのためだろう

下駄箱を開けたら小さな靴たちが娘の思い出かたりはじめる

下駄箱に眠るちいさな靴たちは思い出語る天使の足あと

雨の中うつむき気味の紫陽花は顔色悪く夏はすぐそこ

雨あがり蛙が跳ねるあぜ道でダンゴムシ追う笑顔がまぶしい

言動は大人だけども甘えたい。子どもじゃなくて妻のことです

傘忘れ雨に降られて遅刻する「何やってんの」呆れる4歳

お昼まで眠っていたい日曜日。絶対無理だ娘が起こす

風船をわった吾子の泣き顔でバルーンアートを練習するパパ

「夕飯は作ってない」のLINE見て1人で選ぶ半額惣菜

夏休み最初の日曜出勤日なくなく娘の誘いふりきる

ピカピカと光る遠くの空ながめ祈る帰宅路まだ降らないで

夏休み朝のジョギング思い出すポカリの味と爽やかな風

子育て短歌

Posted by 伊瀬義治