東大受験に成功する子ども20ヵ条
「我が子を東大へ」とまでは思わなくても、できるだけ賢く、勉強ができる子どもに育てたいと思うのが多くの親の気持ちではないでしょうか?
でも、勉強好きな子どもに育てるのはなかなか難しいですよね。
「勉強しなさい、勉強しなさい」と子どものためを思って言っているつもりが、気がついたら勉強嫌いな子どもになってしまった、ということはよくあります。
自分の子どもを東大に行かせたい訳ではないのですが、勉強好きな子どもに育てるために何かヒントはないかなと思って『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(富永雄輔、2017年 文藝社)という本を読んでみました。
この本を読むと、親の意識の持ち方、簡単な声かけで子どもの勉強に対する意識や姿勢が変わることがわかります。
そんなに難しいことを言っている本ではないので、この本を読んで、勉強好きな子どもを育て上げたいと思います。
それでは、以下、簡単ではありますか、私が気になった部分をまとめて20ヶ条としてみました。
1. 東大生を育てる親は伸びしろのある子どもを育ている
本書によると、東大に合格する子ども、合格できない子どもの大きな違いは「伸びしろ」があるかないかだそうです。
「伸びしろ」は生まれ持っているものではなく、家庭で育てられるもの。
むしろ、家庭でしか育てられないもの。
「伸びしろ」を育てるためにはどうしたらいいのか?
それは、習慣を変えることと本書は唱えています。
習慣が変われば、子どもが変わる、変わった子ども見た親は姿勢や考え方が変わる、そして、親の変化を子どもは敏感に感じ取り、子どもはますます伸びていく、ということだそうです。
2. 東大生を育てる親は例外なくほめ上手
褒めることで子どもは成長すると言いますが、褒め方にちょっと工夫が必要です。
「小学3〜4年生以上であれば、表面的な点数ではなく、子どもの満足度に合わせてほめることが大切です。たとえば、同じ60点でも、その60点が精一杯頑張った結果の60点で、本人の満足度が80%くらいあるのなら、80%分しっかりほめる。逆に本人が50%の満足度しか感じていなければ、50%分だけほめる。そのためには、1歩下がって冷静に子どもの満足度を見極めなければいけません。」p20
また、ある東大生は誉められたことにびっくりした経験があるそうです。
「弟と調子にのって部屋の壁に落書きをしていたら、母親に見つかってしまった。絶対怒られるだろうと覚悟して身構えていたら、こう言われたそうです。
『へぇ、うまいじゃない。あなた、絵のセンスあるんじゃない?』
彼は、戸惑いながらも、その言葉で自分の絵に自信がついたと言っていました。」p16
3. 東大生を育てる親は苦手を克服させるより得意なことを伸ばす
苦手なことがあれば、それを克服させたいと思うのが親かもしれません。
でも、実は得意なことを伸ばしてあげる方が子どもは苦手を克服しやすいのです。
計算が苦手な子どもに毎日計算ドリルばかりをやらせる。
この時間は子どもにとって苦痛以外のなにものでもありません。
結果、期待に反して計算がもっと嫌いになってしまうことでしょう。
たとえば、計算は苦手だけれども、生き物が大好きな子どもがいたとします。
その子どもが、生き物が好きで好きで生物学者を目指すことにしました。
すると、生物学者になるその過程でどうしても計算と向き合わなければいけないことに気がつきます。
さて、その子は計算が苦手だからという理由で生物学者になる夢を諦めるでしょうか?
おそらく、頑張って苦手を克服しようと思うことでしょう。
もしかしたら、生物学に必要な計算については苦手とは思わず「楽しい」と思うかもしれません。
得意なことを伸ばすことで、苦手も克服できる可能性が高くなるのです。
4. 東大生を育てる親は勝負好きな子どもを育てる
勝負好きとは言っても、負けたらすぐに拗ねてしまって、投げ出してしまうというような子供ではいけません。
負けたら悔しがるものの、誰かと競うことの楽しさ、勝っても負けても楽しいと思い、継続的に勝負に挑む子どもを育てなければいけません。
「誰かと競うことの楽しさは、たくさんの勝負の経験から得られるものです。
つまり、勝負の楽しさを知らない子は、そもそも勝負の経験自体が乏しいのです。」p27
「ですから、ゲームとは違う形で、日常生活の中にたくさんの勝負を持ち込むことが大事です。
たとえば、駅までどっちが早く着くか、誰が早く片付けられるか、誰が最初に外出の準備ができるかなど、あらゆることで勝ち負けや序列をつけるのです、
こういった家庭の空気が、勝負を楽しめる子(=勝負が好きな子)を育てるのです。」p28
「だから、親がゲームで手加減をする、子どもが負けそうな競争には参加させないといった配慮をするのは、あまりおすすめしません。
子どもから「負ける」機会を奪ってしまえば、負けを怖がる子をつくり出すことになるからです。」p32
これらの記載を見て、卓球の福原愛さんと将棋の藤井聡太さんを思い浮かべました。
福原愛さんが、幼い頃から負けたり、うまくできないと泣きながら(おそらく悔しいのでしょうね)、「まだ、やめないで」と練習につきあっているお母さんに訴えた映像を見たことがあります。
また藤井聡太さんも幼い頃から負けたら悔しがるものの、将棋が好きで好きでたまらない少年だったという近しい方からの証言が残っています。
5. 東大生を育てる親は家庭で準備の大切さを体験的に教えている
「準備ができるということは、勉強の量や質を確保する上で、明らかに有利になるのです。
きちんと準備した上で授業を受けられるというのは、準備の段階から勉強する自分がイメージできている証拠。」p42
そこで、本書では料理や夕食の食卓の準備をすることを勧めています。
料理の準備をするためには段取りが大切になります。
何も考えずに素材を切り始めたら後から困ったり、余計に手間がかかったりします。
だから、しっかりと段取りを考えなければいけないのが料理なのです。
本章では勉強も同じと言っているのです。
「だから、料理を作ることは、知識を深め、関心を広め、思考力を高めるのにぴったりなのです。」p43
6. 東大生を育てる親は子どもに選択させている
東大に受かるような学生はやはり読書量が多いそうです。
「ただ、意外にも親に本を薦められたという経験はあまりないようで、『小さい頃から自分が好きな本ばかり読んでいた』という声が圧倒的でした。」p43
「伸びる子は、本を与えられているわけではなく、自ら本を選んでいるのです。」p43
本書は、自ら選択できる子どもを育てるためには「休日を大人主導で過ごすことはやめましょう」とも言っています。
親がなんでもかんでも決めてしまうと、子どもにはおそらく、「どうせ、親が決めるんだから」という気持ちが生じてしまいます。
「物事を決められない子ども、何を聞いても「なんでもいい」「どっちでもいい」という子どもに育ってしまいます。」p47
「お父さんやお母さんが行きたい場所に子どもをつきあわせる、あるいは、子どもが喜びそうな場所を親御さんがせっせと探して、そこに連れていく。
そんな休日の過ごし方をしているご家庭がほとんどなのです。
これは、子どもにとては完全に受け身の過ごし方です。いつも誰かの提案に従っているだけでは、自分がやりたいことを見つけられなくなるのも、当然でしょう。」p47
「その子のモチベーションが最後まで下がるということはなく、見事合格を勝ち取ったのは、自分で決めたという自負があったからでしょう。」p107
「成績が大きく伸びるのは、このように高い自立心が身についている子、つまり、成功しても、失敗しても、自分で選んだ目標に対する責任を自分で負える子なのです。」
7. 東大生を育てる親は子どもの感情を切り替える「魔法の言葉」を持っている
多くの家庭では子どもの成績が悪かったりすると、家で子どもを責めるような言葉がけをするのではないでしょうか。
でも、本書では、子どもの気持ちを切り替える声かけや行動が有効的だと言います。
「言葉ではなく、頭をなでる、手をつなぐ、お尻を叩く、というアクションのほうが効く、という子どももいます。あるいは、親以外の人(塾の先生など)に励ましてもらう方が効果的だという子もいます。どういう言葉やアクションがお子さんにとっての「魔法」になるのかは、親御さんのトライ&エラーで見つけていく必要があるでしょう。」p64
難しそうに聞こえますが、実はそれほど難しいことではないかもしれません。
私は現在、5歳の娘を育てています。
子どもが拗ねたり、クズったり、転んだりして泣きそうになっている時に、いろんな言葉をかけて笑顔にしようとしますよね。
ただ、一言ではなかなか子どもの気持ちを切り替えることができずに、何度も何度も数打てば当たると思い、あらゆる言葉、あらゆることを試したのではないでしょうか。
そのようにして、引き続き子どもの気持ちを切り替える言葉や行動を探していけば良いのです。
8. 東大生を育てる親はピンチをプラスに変える子どもを育てている
ピンチをプラスに変える能力は課題解決能力と言ってもいいかもしれません。
この本では、ピンチのことを「今の実力以上の環境や課題と戦わざるを得ない状況」と定義しています。
そういったピンチに直面した時に、決してあきらめず、本気で挑む子どもであれば、結果的にうまくいかなくても、その子どもの伸びしろは大きく広がります。
そこで、本書が進めるのが一人旅です。
「私の知る東大生の多くが、小学5〜6年生で「ひとり旅」の経験をしています。」p74
「ですから、子どもの可能性を伸ばしたいなら、小学生のうちに一度はひとり旅を経験させることをおすすめします。」p75
私が個人的に考え方のは、一人旅はもちろんですが、あらゆる体験を子どもにさせることがピンチを乗り越える力を育てることでしょう。
人間はピンチに直面した時に、過去の経験から役に立つものがあるかどうかを探して、それを試そうとします。
幼少時代からあらゆる体験をさせていれば、ピンチに直面した時の対応方法が増え、ピンチを乗り越える可能性は高くなるのです。
9. 東大生を育てる親は諦めることに寛容である
ちょっと誤解を生む表現なので、説明します。
伸びる子は、難しい問題に直面したときに「今の自分にこの問題は無理だ」と判断し、自分で切り捨てる潔さがあるそうです。
「そして、そういう子の親御さんは、現時点で理解できない内容があることに対して非常に寛大です。
逆に、常にすべてを理解しようとして、結果どれも完璧には理解できていない中途半端な状態のままでは、どうしても成績は伸び悩んでしまいます。
乱暴な言い方かもしれませんが、すべてを理解しようとするから成績が伸びないと言ってもいいかもしれません。」p78
なので、諦めたことに対して親も無理に「できるまで頑張りなさい」というよりは、「なんで、諦めちゃったの?」と聞いてみたらいいのかもしれません。
私の5歳になったばかりの娘もよく「わたしはまだこどもだからむり。でもおおきくなったらできるかも」と言ったりします。
そういう子どもの気持ちを大切にしましょう。
10. 東大生を育てる親はお子さんの短所をありのままに受け入れる
本書によると、優秀なお子さんには、自分にはこういう短所があるけど仕方ないじゃん、と笑い飛ばす強さがあるそうです。
自分ができないことをしっかりと受け止めていれば、必要な対策をとれるので、問題ないでしょう、と本書は言っています。
しかし、そもそも短所に気づいていなければ、その対策をとることはできません。
お子さんの短所に気がついていない場合は、本人にも自覚がないケースがほとんどなので、子どもをしっかりと観察することをお勧めします。
11. 東大生を育てる親は子育てに関して夫婦の意見を一致させている
「子どもの成績がなかなか伸びない家でよく見られるのは、ご夫婦で意見が一致していない、という状況です。」p86
そして、誤解を恐れずに言うなら、子どもの教育に関しては、お母さんがイニシアティブを取っているご家庭のほうがうまくいく可能性が高いです。
それは、一般的にお子さんと接している時間が長いお母さんのほうが、子どもの性格や気持ちを正確に把握しているからです。
それでも、お父さんが自分主導で子どもの勉強を見たいというのであれば、お父さんには相当な覚悟を決めていただかなくてはいけません。
中学受験であれば、少なくとも小学6年生の1年間は、残業も飲み会もすべて断る。場合によっては、仕事そのものを変えることもいとわないほどの覚悟です。」p88
12. 東大生を育てる親は子どもに高いレベルの目標を持たせている
子どもは小さな勝ち負け(子どもにとっては大きいのかもしれませんが)、陰口、ちょっとした失敗を人生の終わりかのように気にしてしまうことがあります。
しかし、子どもに限ったことではありませんが、人は高いレベルの目標に向かうようになると、まわりを気にしなくなります。
では子どもは何を気にするべきなのか?
それは、自分自身。ライバルは「自分」であるということです。
「子どもにモチベーションを維持させるために大事なのは、戦う相手は自分自身なのだという意識を持たせること。
そのためには、親御さんも、偏差値や順位ではなく、その子自身の努力がきちんと反映されるものに注目するクセをつけていただきたいと思います。」p97
13. 東大生を育てる親は続けられる工夫をしている
本書で「習慣とは、誰かに強制されなくても継続できること」と定義しています。
「積ませておきたいのは『続けられる』という成功体験。」p98
「また、うまくいかないときは、本人を責めるのではなく、やり方を変えたり、仕切り直したりすることも大事です。」p98
たとえば、「毎日読書をする」という目標を立てたとします。しかし、なかなか続けられない。
そんな時は、「なんで毎日読書を続けられないの?頑張りなさいよ!」と責めるのではなく、一緒にどうしたら続けられるのかを考えることが効果的なようです。
自分で決めたことを続けられないと、人は自己嫌悪に陥ってしまいます。
「あー、またできなかった。私ってダメ人間だー」などと。
しかし、多くの場合、続けられないことにはその人の努力以外の原因があることが多いのです。
方法や目標をちょっと変えてみる工夫をするだけで、問題は解決する可能性があります。
たとえば、「毎日2時間勉強する」と目標をたてたものの、そもそも2時間という時間を確保できない、ということに気が付きます。であれば、1日続けて2時間ではなく「1日トータルで2時間」という目標に変えてみたりします。
実際に、東大生を育てる親御さんの多くは「1日トータルで2時間」という発想で勉強させているようです。
そして、継続できるようになったらそれは本人の成功体験として残り、自信に繋がります。
14. 東大生を育てる親は刺激を与えている
子どもに刺激を与えることはとってもいいことです。
でも刺激とは何でしょうか?
本書によると、それは「本物」にふれさせることだそうです。
フルートが好きな子どもであればクラシックコンサートに連れて行く。
ギターが好きなお子さんであれば、ロックコンサートでも良いかもしれません。
読書が好きなお子さんであれば、いわゆる「名作」をプレゼントしてみる。
本物とまではいかなくても、良いもの、にふれさせてみましょう。
15. 東大生を育てる親は集中力を高める練習をさせている
子どもの集中力を高めたいと思う親御さんは多いことでしょう。
でも、どうしたらいいのかわからない。
本書によると「集中力を鍛えるためには、簡単にできる問題をスピーディーに解くこと」だそうです。
「小学校低学年なら、漢字ドリルや計算ドリルのやさしい問題を素早く解いていくことで、確実に集中力が鍛えられます。」p114
難しいテストで良い点を取ろうと難しい問題ばかりをやってもほとんど効果はないばかりか、逆効果のようです。
「簡単な問題を繰り返し解くことで、高い処理能力を身につけさせれば、難しい問題も少しずつ解けるようになっていきます。」p117
また、「遊びやスポーツ、音楽などに夢中になる経験を十分に積んでいれば、その集中力を勉強に生かすことができます。」p123
「ですから、子どもの学力を伸ばしたいなら、勉強以外の何かに夢中になるような経験を意識して積ませる必要があるでしょう。」p124
「何かに集中した経験がないという弊害は、週に1回ゲームをすることによる悪影響より、はるかに大きいのです。」p126
16. 東大生を育てる親は休養をしっかりとらせている
子どもが休日にゆっくり起きてきて、テレビばかりぼーっと見てダラダラしていると不安になってしまいますよね。
でも安心して良いようです。
本書によると東大生の多くは「平日は規則正しく過ごしていても、休みの日は、朝10時くらいまでゆっくりと子どもを寝かせて、午前中はダラダラ過ごさせている、という人が驚くほど多いのです。」p119
「当然ですが、習いごとが多ければ多いほど、子どもには想像以上の負荷がかかっています。1つひとつに集中して取り組む真面目な子であれば、なおさらでしょう。」p122
「順調に成績を伸ばす子は、塾と水泳、塾とピアノといった感じで、習いごとがとてもシンプルです。そして、少なくとも週に1日は、全く予定がない完全休養の日を持っています。」p122
「このダラダラできる時間によって、勉強の集中度が増す可能性は非常に高いのです。」p123
17. 東大生を育てる親はリビングで一緒に勉強している
親がリビングで勉強なり作業をしている時に、お子さんも一緒にリビングで勉強することはメリットが多いようです。
「孤独にもならないし、親の目が行き届く。
理想的なのは、お父さんは読書、お母さんは家計簿というように、同じリビングのテーブルで、それぞれが別の作業に集中している状態。これは『集中している人の邪魔をしない』というマナーを学ばせるのに良い方法です。」p128
18. 東大生を育てる親は子どもが納得する怒り方、次につながる怒り方をする
「叱るときに重要なのは、子どもが納得しているかどうか。」p135
「一般的に、子どもを伸ばす親御さんがいつも意識しているのは、目の前の結果を次にどう生かすのかということ。」p139
東大生の多くは、難しい問題が解けなかったということで親に叱られることはなくても、単純な計算ミス、問題の読み違いなどのミスはしっかりと怒られることが多いようです。
つまり、仕方ないことでは怒られない。しかし、未然に防げたはずのミスについては怒られるということです。
また、愛情がたっぷりあることを前提に叱ることが大切なようです。
19. 東大生を育てる親は家の中に勉強につながる仕掛けを施している
「東大生が育つ家の最大の特徴は”仕掛け”です。
家中のあらゆる場所に、勉強につながるものがさり気なく置かれているのです。
テレビのそばには世界地図か地球儀、ゆっくりくつろぐソファのそばにはタブレットやスマートフォン。」p153
説明をするとテレビの隣に地図や地球儀があることで、ニュースで流れてくる街や国がどこにあるのか、地図や地球儀ですぐに確認することができます。
また、わからないことがあったらすぐに調べることができるように、ソファーのそばにタブレットやスマートフォンがあるのです。
リビングに図鑑や百科事典を置いておくというのも良いでしょうね。
20. 東大生を育てる親のその他の努力
東大生を育てる親は徹底した子どものサポートと全てを頭から拒否しない、そんな態度です。
たとえば、試験当日の朝食を1年前から決めておき、模試の日でも試験当日と同じ朝食を準備する、という親御さんがいらっしゃるそうです。
そういうお子さんは試験当日に緊張をしたり、いつもと違う朝食を食べて体調不良を起こす可能性が低くなるそうです。
「自立心は、本来、強制や罰によって身につけるものではありません。
だから、厳しいだけの環境で無理に動かされるようになっても、それは自立心ではなく、別のものではないか。私は、そう思います。
だから、子どもに自立心を身につけさせたいなら、その舞台となるのは家庭です。甘えようと思えば甘えられる環境の中で育つのが、本当の意味での自立心なのです。」p37
「テレビもマンガも、最初から悪いものと決めつける必要はありません。親子で約束事を決めた上で、有効に使って見てください。」p55
まとめ
- 東大生を育てる親は伸びしろのある子どもを育ている
- 東大生を育てる親は例外なくほめ上手
- 東大生を育てる親は苦手を克服させるより得意なことを伸ばす
- 東大生を育てる親は勝負好きな子どもを育てる
- 東大生を育てる親は家庭で準備の大切さを体験的に教えている
- 東大生を育てる親は子どもの選択を大切にしている
- 東大生を育てる親は子どもの感情を切り替える「魔法の言葉」を持っている
- 東大生を育てる親はピンチをプラスに変える力を養っている
- 東大生を育てる親は諦めることに寛容である
- 東大生を育てる親はお子さんの短所をありのままに受け入れる
- 東大生を育てる親は子育てに関して夫婦の意見を一致させている
- 東大生を育てる親は子どもに高いレベルの目標を持たせている
- 東大生を育てる親は続けれる工夫をしている
- 東大生を育てる親は刺激を与えている
- 東大生を育てる親は集中力を高める練習をさせている
- 東大生を育てる親は休養をしっかりとらせている
- 東大生を育てる親はリビングで一緒に勉強している
- 東大生を育てる親は子どもが納得する怒り方、次につながる怒り方をする
- 東大生を育てる親は家の中に勉強につながる仕掛けを施している
- 東大生を育てる親のその他の努力
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