子育て短歌 4歳 3月
帰宅して笑顔のむすめ抱っこする沈丁花の香鼻をくすぐる
曇り空あたたかな朝みあげれば桜のつぼみなぐさむものなれ
友は言う離婚してまた恋すると私は妻にもいちど恋しよ
暖かな月夜の残業帰宅路は船漕ぎながら自転車を漕ぐ
受験の日帰宅をしたらドヤ顔の息子はすでに合格気分
中学の卒業式のそのあとに息子が一言携帯買って
中学の卒業式のそのあとにママが一言子育て卒業
あたたかな春の公園パパと姫はしゃぐ笑顔にくしゃみがまじる
通園の途中で機嫌が悪くなる娘とふたりでずる休みの火曜
発熱でお休みをした保育園パパにとっては嬉しいお休み
忙しい心を失ったみたいに宙を舞う句をつかまえきれない
祝日の出勤間際に捕まって絵本を読んで駅までダッシュ
家族へのお土産買ってなぜだろう心ウキウキ幸せ気分
年度末花見をしている暇もなく夜空に輝くさくらを素通り
あたたかな朝日に光るピンク色 枝ふりまわす笑顔が満開
春の朝おぼえたばかりの花の名をママチャリのうしろくりかえす姫
むらさきの花を見るたび指さして「ほとけのじゃだよ!」はしゃぐ姫さま
残業が終わったあとに花見する小さな笑顔がいない寂しさ
あたたかな色彩豊かな通勤路ふと気がつけば明日から4月
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