子育て短歌 2歳 12月
天気予報外れた師走最初の日雨ニモマケズ風ニモマケズ
少しだけ行き先が違う出勤日心が安らぐ晴れた冬の日
道迷い新しい道発見し人生迷って道拓けるかな
幼顔思い浮かべてチャリを漕ぐ目を閉じる前家に着くかな
久々に電車に乗って仕事行く通勤時間が唯一の安らぎ
青空がとっても綺麗な日曜日仕事じゃなければ最高なのに
雨風にふりおとされる木の実たち自分に重ねていく末憂える
突然にサラダ記念日読みかえし短歌にハマる四十五の冬
休みなく働く自分を冷静に見るとこいつは馬鹿だと気づく
寒い夜ふと見上げるとオリオン座力をくださいと願ってみる
訃報聞きなぜいい人が死ぬのかと心に開いた穴が涼しい
休日の出勤早く終わったらまだみぬ景色街中探す
暖かな冬の夕方街歩き前行く人はお洒落な写真家
友人が旅立った日の夜更けには強いお酒で見送ってやろう
ありがとうと言えないままに逝った君あの日の楽しい日々よみがえる
夕焼けを最後に見たのはいつだろう逝った友の贈り物かな
街中の空に続く階段にまぼろし見るのは偶然なのかな
友人が逝ったと報せを受けた夜は繊月相手に語り明かそう
あのころに一緒に聴いた曲かけてつよい酒飲み君を見送る
困憊の重い頭をもちあげてあやかりたいのは赤いすずかけ
晴れた日に森の香りを感じたら洗われるのは疲れた心
楽しさも心地よい音店出れば虚しさに変わるバーのひととき
曇天の空を見上げた瞬間になぜだか人生変わると感じた
頬を刺す冷たい風に逆らって空見上げれば満月ぽかり
クリスマス家路を急ぐその前に立ちはだかるのは電車の遅れ
夕方は雨が降りそなクリスマスホワイトになれ寒くてもいい
年末の最後の日曜出勤日電車の座席も心もガラガラ
この一年何をしたかとふりかえり胸に募るは空虚な気持ち
年末の最後の日曜出勤日外も心も1.7℃
年越しの蕎麦と明けてのお雑煮と年末年始忙しすぎる
冬が来て娘と何して遊ぼうか頭悩ます日々がはじまる
土曜日に「おしごと、いってらっしゃい」と手を振る笑顔がグサリと刺さる
朝ぐずる娘の理由はひとつだけパパと一緒にあそびたいだけ
絵本読む時間が楽しいそのわけはお話よりもパパがいるから
パパの真似したがる娘は今日もまたビールの空き缶ペロッと舐める
「ふみちゃん」が「わたし」にかわった瞬間に娘の成長早いと感じる
ココア味シフォンケーキをかじったら「ちょっと苦い」と笑顔が歪む
幼顔思い浮かべてチャリを漕ぐ眠る前に家に着くかな
てあしくち湿疹できた笑顔から「ふみちゃんたくさん虫にさされたー!」
3歳を目前にした幼顔大人びてきた口調に苦笑
クリスマスたくさん届いたプレゼント人のものでも笑顔であけちゃう
銀の玉集めてはしゃぐ幼顔となりははだかのクリスマスツリー
サンタさん娘のもとにやってきた娘の一言パパありがとう
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